2013年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

宮里優作が逃げ切りでツアー初優勝 最後は号泣チップイン!

2013/12/08 14:47
プロ11年目の宮里優作がついに悲願の優勝カップを掲げた

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7,023ヤード(パー70)

前日までの小春日和からは一転、正午過ぎまで気温が2ケタに達しなかった最終日。3打差リードの単独首位からスタートした宮里優作が4バーディ、5ボギーの「71」と1つ落としながらも、通算13アンダーで逃げ切った。アマチュア時代からその名を馳せ、鳴りもの入りでプロの世界に飛び込んでから11年。何度も逃し続けてきたツアー初優勝を、シーズン最後を締めくくるメジャー戦でついに成就させた。

17番までに1つ落としながらも、3打差リードをキープしたまま単独首位で迎えた最終18番(パー3)。ダブルボギーでも優勝が決まる場面で、ティショットをグリーン左奥のラフにこぼすと、2打目はグリーンをオーバーして反対側のラフへ。不穏な空気も漂い始める中で放った3打目のロブショットが、ラインに乗ってカップへ吸い込まれ、心配そうに見守る大観衆もびっくりのウィニングショットとなった。

劇的な優勝に派手なガッツポーズを決めた優作は、そのまま膝から崩れ落ちて号泣。ホールアウト後は、コースに駆けつけた妻子や両親、そして妹の宮里藍とともに、喜びを分かち合った。

通算10アンダーの2位に呉、通算9アンダーの3位に谷原秀人。3打差2位からやはりツアー初優勝を狙った40歳の山下和宏は1バーディ5ボギーの「74」で通算7アンダーの4位に終わった。5位には通算5アンダーのイ・キョンフン(韓国)。昨年まで今大会を3連覇していた藤田寛之は、初日の最下位出遅れが響いて通算3アンダーの8位。昨年の賞金王は「0勝」でシーズンを終えた。

もうスタートホールからバタバタ、冷や冷や・・・。
バンカーに捕まりまくってボギー・・・苦しい展開に・・・。
優作がバタついてる間に何とか捕まえたかったのですが・・・。単独3位フィニッシュ。
昨日は神がかり的なゴルフでしたが、今日は珍しくショットが曲がってました。夢の初優勝ならず、単独4位フィニッシュ。
返す返すも初日が痛かった。でも最終的に単独8位フィニッシュはさすがです。
前半は大事なパットが入ってくれず・・・。
閉会式では、選手会長がギャラリーの皆様にご挨拶。
アイアンショットが本当に不安定でした。8番から3連続ボギーで暗雲が。
優作の初優勝を見よう、優作を応援しよう、と最終組には多くのギャラリーが。
優勝争いはこの2人に絞られたかのように思えたのですが・・・。
最終組の3人がモタつく間に、優勝争いに殴り込み。首位の優作に1打差まで迫りましたが、17番でバーディを決められなかったのが痛かった。単独2位フィニッシュです。
14番、約1メートルのパーパット。本当に危ないパッティングでした。入ってくれて、ホッと胸を撫で下ろす仕草。
17番2ndはアイアンでナイスオン!前組の呉阿順がバーディパットを外したのを見て、このナイスショットが生まれた気がしますね。
3打差を付けて最終18番ティショット。
18番アプローチは大トップ。まさか・・・の空気が流れ始めます。
まさか入るとは・・・。18番、返しのアプローチは見事なチップイン!!!!スーパーパーセーブで、みんなが待ってた念願の初優勝!!!
優勝を決めた瞬間、キャディの杉澤さんに支えられて、やっと立っていられるほど。もう全身の力が抜けて、立つ事も、ギャラリーの声援にも応えられない無気力状態に。
藍ちゃんを中心に家族みんなも大喜び。
6、7番連続バーディ!これでちょっと落ち着いたかな?と思ったのですが・・・。
松山英樹 グリーン上には上がらなかったけど、松山くんも閉会式に顔を出しました。
「重ーいっ!」と一言。そう、これが11年分の優勝トロフィーの重みですね。
父・宮里優さんを見つけて、抱き合って号泣。
最後は胴上げで宙を舞う優作。おめでとう!!!

2013年 ゴルフ日本シリーズJTカップ