三つ巴のプレーオフを制し、片山晋呉が5年ぶり通算27勝目
2013/10/06 15:14
◇国内男子◇コカ・コーラ東海クラシック 最終日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315ヤード(パー72)
片山晋呉が2008年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来、5年ぶりの勝利を飾った。
3日目に「64」をマークし、首位と4打差の2アンダー7位タイで最終ラウンドを迎えた片山は、出だしの1番からバーディ、イーグルと絶好の滑り出し。同じく7位タイでスタートした星野英正とともに「67」をマークして通算7アンダーの首位タイでホールアウトし、2位から出て同スコアに並んだ冨山聡と3人でプレーオフに突入した。その1ホール目でほかの2人がボギーをたたく中、ただ1人、2オン2パットでパーを拾って復活勝利をものにした。
08年シーズンに通算25勝目を挙げて永久シード権を獲得。翌09年の海外メジャー「マスターズ」では日本人最高に並ぶ4位に入ったが、“燃え尽き症候群”に陥り、未勝利の時間が続いていた。だが、今季は前週までにトップ5入り4度と確かな復調気配。待望のツアー通算27勝目をついに手にした。
通算4アンダーの4位には、7番、12番(いずれもパー5)と2イーグルを奪った上井邦浩。3日目を終えて単独首位に立っていた武藤俊憲は、前半からボギーを重ねて「76」と崩れ、薗田峻輔と並び通算2アンダーの5位タイ。2位タイから出た宮里優作はノーバーディ、5ボギーで優勝争いに絡めず、通算1オーバーの13位タイでフィニッシュした。