2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills

小平が2位浮上! 松山は14位に後退、石川は猛追及ばず

2013/06/21 18:05
2イーグルを含む「64」で首位に肉薄! 単独2位に浮上して決勝ラウンドを迎える小平智

◇国内男子メジャー◇日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills 2日目◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース◇7402ヤード(パー72)

首位に5打差からスタートした小平智が、2つのイーグルを含む「64」をマーク。2日目のベストスコアに並ぶチャージを演じ、25位タイから単独2位への急浮上を遂げた。プロ初タイトルへの期待も高い23歳が、首位に1打差で決勝ラウンドを迎える。

通算11アンダーで単独首位に立ったのは、小平と同じく「64」を叩き出したパク・ウンシン(韓国)。通算9アンダーの単独3位にS.K.ホ(韓国)、通算8アンダーの4位タイにS.J.パク(韓国)と藤田寛之が続いている。2位タイからスタートした松山英樹は2バーディ、2ボギーと伸び悩み、通算5アンダーの14位タイに後退した。

最下位に並ぶ124位からスタートした石川遼は、遠く離れた予選カットラインへ向けて序盤から猛烈な巻き返しを見せた。後半17番までに8バーディを奪い、ついにイーブンパーへと踏み込んだ矢先。バーディなら通過確定だった最終18番で痛恨のボギーを叩き、カットラインに2打及ばずの通算1オーバーで予選落ちを喫した。

<初日のリベンジを果たした小平智

大会初日もバーディラッシュを決めていた小平智は、終盤の17番で池ポチャ、最終18番ではミスショットが重なり2連続ダブルボギー。ラウンド後には「むかついています」と話していたが、夕食後に7キロのランニングで気分転換を行った。

「基本的に5キロぐらい毎日走っていますが、昨日の帰り道にインターチェンジからホテルまでが3.5キロというのをナビで確認したので、往復で7キロ走りました。あの2ホールのことを考えると、余計にイライラするので、ほとんど無心で走りましたね」。

嫌な思いを前夜のランニングで吹っ切った小平は、2番パー5で2打目をピンの右2.5メートルにつけてイーグルを奪った。「とりあえず予選は通過したいと思ってスタートしたのですが、その後もバーディが来たので、気持ち良くスコアを伸ばせました」。9番までに3つのバーディを積み重ねると、10番パー5では2打目をピンまで3メートルにつけて再びイーグル。

15番パー5は2打目を右の林に打ち込んでボギーとしたが、16番パー3はピンの手前40センチにぴたりとつけてバーディ。前日の嫌な記憶が残る17番では「さすがに慎重になりましたね。今日はラフに入ったら絶対に刻もうと思っていました」と話すが、ティショットはフェアウェイをとらえてパーセーブ。最終18番は2打目でグリーン手前のラフまで運ぶと、バンカーから決めた9番に続き、この日2つ目のチップインバーディを奪った。

ここ2試合で、5位、6位タイと好成績を続けている小平。「上位で戦うのが楽しくて、ギャラリーも多いし気合いが入ります」と話す。ギャラリーに観てもらえるのは好きだというが「自分はコツコツやるタイプなので、あんまり目立ちたくはないんですよね。あ、スコアで目立つ分にはいいんですが(笑)」と、初日に見せた不機嫌な表情とは真逆の笑顔で締めた。

以前に遼くんが契約していたメーカーとの契約と言うこともあるし、何となく体系も似てるし、たまに遠目に見たギャラリーからは「あっ、遼くんだ!」と言われてます。単独首位に
18番チップインバーディ!首位と1打差の単独2位です。昨年の今大会では、大叩きでブッチギリの予選落ちをしましたが、この1年での成長を物語っていますね。
安定したゴルフでスコアを伸ばし単独3位です。やはり宍戸はお得意なんですかね。
今日はノーボギーのゴルフでした。最近は好調が続いてますね。4位タイです。
今日はなかなかパッティングも決められず・・・。5アンダー14位タイです。
「行ける!」と確信したのか、5番バーディで小さなガッツポーズ!それにしても今日のゴルフは、いかにも遼くんらしく、素晴らしいチャージでしたね。
ボギースタートで、今日はないのかなぁと思っていたら、バックナインで爆発!さすがです。8アンダー4位タイです。
単独首位でのスタートでしたが、今日はスコアを伸ばせず、6位タイに後退。
雨の降らない早い時間にスタートしスコアを伸ばし9位タイに浮上
やっぱり爆発力健在ですねぇ。7つスコアを伸ばし、66位タイから9位タイへジャンプアップです。
バトントワリング部かのように、今日はクラブが飛びまくりでしたね。
ディフェンディングチャンピオンは残念ながら予選落ち。やはり「宍戸の呪い」ってあるのだろうか・・・。
今週のハウスキャディさんは、何だかとぼけた感じな方なようですが、それが小平くんのリラックスに繋がっている雰囲気です。
17番でスコアボードをジッと見つめる遼くん。
17番で5オン3パットのダブルパーがもったいなかったです。79を叩き予選落ちとなってしまいました。
スタートホールで短いバーディパットをまさかのショート。「練習グリーンと全然スピードが違うしっ!」ってツッコミ入れてました。
17番バーディパットは、半分ぐらいボールがカップを覗いているのですが・・・。これが入っていればなぁ。
なかなか珍しいドライバーのフィニッシュです。誰か分かりますか?
2番Par5で長~いバーディパットを決めて、満面の笑顔です。
18番2ndショット。何とかグリーンに乗っていれば、まだチャンスがあったのかも。
残念ながら予選落ちとなりましたが、ファンの方々は今日の遼くんらしいゴルフを久々に堪能したのではないでしょうか?またアメリカでがんばれ!そして次の日本は、凱旋帰国だ!

2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills