2013年 中日クラウンズ

片山が5シーズンぶりの勝利に王手! 松山は失速、3打差を追う

2013/05/04 16:16
派手なバーディ締め! 過去2勝を挙げている和合で5シーズンぶりのタイトルに王手をかけた片山晋呉

◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6,545ヤード(パー70)

連日、唯一のアンダーパー保持者が単独首位に立っている和合。最終日を前にその座に就いたのは、今大会2勝を挙げている片山晋呉だった。2位からスタートし、4バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算1アンダーで単独首位に浮上。最終18番では20メートル近いバーディトライをねじ込み、5シーズンぶりとなるツアー通算27勝目に王手をかけた。

通算1オーバーの単独2位には、この日「69」にまとめた松村道央が浮上。通算2オーバーの3位タイには、単独首位から陥落した松山英樹スティーブン・コンラン(オーストラリア)が続いている。通算3オーバーの単独5位に宮里聖志、通算4オーバーの6位タイに、山下和宏、上井邦浩、S.K.ホ(韓国)、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)。

前半は松山の独壇場だった。5番パー4では、フェアウェイからの2打目を直接入れてのイーグル。9番もバーディとして前半を「31」、通算5アンダーの独走で後半へ折り返した。しかし後半は一転して崩れる展開。14番ではティショットをOBとしてのダブルボギー。さらに15番(パー5)からは4連続ボギーを喫する急落で「42」を叩き、この日「73」に終わった。

<首位奪取の片山晋呉「なめてかかってはいけない」>

前半9ホールを終えた段階で、トップを独走していた松山との差は7ストローク。しかし片山は「あまり差は考えなかった。『(松山は)このままは絶対に行かないぞ』と思っていた」と冷静だった。

後半の入り口、10番からの2連続バーディで勢いづくと、14番ではこの日のハイライトが。ティショットをOBとしながらも、松山が7メートルのダブルボギーパットを沈めた直後、6メートルを決め返してバーディを奪取。そして最終18番では「あんなに長いのが入ったのは記憶にない。3回(3パット)かかると思っていたけど」と派手にガッツポーズ。ツアー制施行後初となるルーキーイヤーの初勝利から2連勝を狙う“怪物”に意地を見せた。

通算26勝目を挙げた2008年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の勝利まであと一歩。しかし過去2度の優勝を誇るコースでの戦いを前に「和合だから。なめてかかってはいけない」と平静をキープする。過去に同大会で最終日最終組を回った2004年、06年はいずれも優勝。得意の中日クラウンズ3勝目で、復活勝利となるか。

東海クラシックでも優勝経験あり。この辺は吉方なんですかね?明日は「名古屋男」になれるか・・・。首位とは2打差の単独2位。
前半の貯金を生かし、スコアを2つ伸ばしました。3位タイに浮上です。
イーグルを奪うなど前半は独走態勢に笑顔も。あっ、松山ファンの皆様、申し訳ありません。イーグルのシーンは撮り逃してしまいました。カメラマンにとって遠くで聞こえる大歓声は悲しいものです。
今日のベストスコア66をマークし、一気に単独5位に躍り出ました。
同組でラウンドした2人は楽しそうにラウンドしてましたね。最終日は別の組になりましたが、この2人の優勝争いになるのでしょうか・・・。
朝から何となく行きそうな雰囲気バリバリでしたね。スコアを1つ伸ばし6位タイに。
「どうして入ってくれないの~?」前半は我慢のゴルフでしたね。
昨年のチャンピオンが、今日はアクセル全開でマクって来ると思ったんですけどねぇ。15位タイに後退です。
スタートホールでチップインバーディでギャラリーを沸かせます。直道さんと同組でラウンドでしたが、レジェンド達のゴルフは見てて本当に楽しいです。
前半はがんばってたんですけどねぇ。残念ながら後半に失速してしまいました。15位タイ。
首位とは5打差の6位タイに後退しましたが、まだまだ怖い存在ですよ。
何とか優勝争いに踏み止まりました。爆発力のある上井くんなら・・・明日の初優勝あるかも。
淡々とパーを重ねる晋呉。チャンスを虎視眈々と狙っているかのような雰囲気でした。
14番ティショットをOB。打ち直しの3打目も右隣の15番ホールへ。松山くんの逆噴射はここからは始まっちゃいました。
14番4打目は、バンカーで大目玉。でもスーパーダボでしたよ。
松山くんと晋呉と最終組でのラウンドでしたが、一人置いて行かれてしまいました。9位タイに後退。
今日のムービングサタデーで上位に食い込んでくるかと思ったのですが・・・まさかの逆噴射で50位タイに。
17番のバンカーショットも寄せられずボギーに。
最終18番、長い長いバーディパットを捻じ込んで、激しいガッツポーズで締めました。
18番もまたまたバンカー。一体今日は何回バンカーに吸い込まれただろうか・・・。今日の後半は別人になってしまった松山くんですが、首位とは3打差、まだまだ優勝を狙える位置です。
ホールアウト後、スタンドにボールを投げ入れました。明日も同じシーンがあるのでしょうか・・・。2006年以来、3度目のクラウンゲットなるか・・・。

2013年 中日クラウンズ