片山晋呉が1回戦敗退。ランキング上位がほぼ順当に勝ち上がった
2001/08/30 18:00
国内男子ツアー「日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯」が8月30日(木)に、北海道のニドムクラシックで開幕した。日本のツアーで唯一のマッチプレーであり、賞金額も大きいため、各選手勝負師となり駆け引きをする。
初日は2週間前までの賞金ランキングの1位と32位、2位と31位という組み合わせで行われたが、いきなり番狂わせが起こった。ランキング1位で望んだ片山晋呉が、同36位ながら欠場者が出たため繰り上がって出場した米山剛に敗れたのだ。
出足の1番ホールで片山がパーセーブできなかったため米山の1アップ。2番は分けたが、3、4番でも米山が取り3アップとなった。その後9番で米山の1アップまで戻したが、17番で米山がバーディを奪い決着がついた。
初日から緊迫した試合が続き、18ホールで勝負がつかず、エキストラホールに突入した試合が3つあった。ランキング3位の田中秀道とD.チャンドの試合は、一進一退の好ゲームとなり、21ホール目にバーディを奪った田中が2回戦に駒を進めた。
「今日はどっちが勝ってもおかしくない良いゲーム。マッチプレーは難しいけど、まあまあ自分のプレイができた。全米プロまでの悪いゴルフではなく、良いゴルフを取り戻したい。今日もそうだったけど、いい成績を欲しがっている」
マッチプレーではゲームの流れが勝敗を大きく左右する。藤田寛之と東聡の試合はまさにそんな展開だった。4番ホールで1アップした藤田は、3ホール連続でポイントを奪った。そして8、10、11番でも奪い6アップにすると、13番のドーミーホールを分け、6アンド5(5ホール残して6アップ)という一方的な勝負となった。