強い! 桧垣豪が24アンダーでツアー初優勝
2001/07/29 18:00
新潟オープン最終日。2日目から首位に立つ桧垣豪が、さらにスコアを6つ伸ばし通算24アンダーで初優勝を果たした。6打差の3位から追い上げを見せたS.レイコックが思わず「信じられない」ともらすほど、桧垣のゴルフには強さが感じられた。
「まだ実感がわかないです。レイコックと金城さんが絶対に来ると思っていたので。途中でスコアボードを見て「あぁ、今日も5アンダーで回っている」と気がつきました。みんないいプレーをしていたので、いくつで回っているかは考えませんでした。とにかく他の2人が来ると思っていたので」
1番でバーディを奪った桧垣は、4番から3連続バーディを奪い22アンダーへ。9番では2オンに成功したが3パットでボギーを叩いた。しかし、「10番、11番を切り抜けたら安心できると思っていたので」という10番をパー、11番ではピン右奥2メートルからバーディを奪った。
その後14番パー5で確実にバーディを奪うと、最終18番ではセカンドショットでグリーンをオーバーしたが、サンドウェッジで打った3打目が直接カップに吸い込まれた。「まぁ、勝つときはこんなもんなもかな」3年前のこの新潟で素振りの際に木の枝を折ってしまい、ライの改善としてペナルティをおかした、苦い思い出のトーナメントだったが、その試合で勝てたのも何か感じるものがあるという。
単独2位には桧垣と同じく66をマークしたS.レイコックが18アンダーまで伸ばした。桧垣との差を縮めることはできなかったが、3位に3打差を付ける好スコアに「満足している。スコアも良かったし、自分のゴルフはできた。ただ、桧垣がそれを上回っただけ。4日間充実したプレーが出来て、良いトーナメントだった」