ワールドカップ出場に向け、D.チャンドが好スタート
2001/07/05 18:00
国内男子ツアー「住建産業オープン広島ゴルフトーナメント」が広島カンツリー倶楽部 八本松コースで開幕した。初日トップに立ったのはノーボギーの6アンダーでまわったD.チャンドだった10番ホールからスタートしたチャンドは、前半2バーディ、後半には6番ホールからの3連続バーディを含む4つのバーディを奪った。
「ショットがあまり曲がっていない分、グリーンも硬いし、手前から、手前からという感じでいけた。ショットブレてないし、朝打った感じも気持ちよかったし」
チャンドはこの2週間、予選落ちをしているが、今週はマンシングウェアオープンKSBカップで優勝したときに使用したクラブを持ち出した。「古いクラブは慣れているし、自身も戻ってくるしね」
同じフィジー出身のビジェイ・シンを尊敬し、同じ舞台で戦いたいと切望しているチャンドは、この秋に日本で行われるワールドカップ出場を狙っている。
「昨年、フェニックスでビジェイにワールドカップ一緒に出てくれと言ったら、”日本でシードを取ったら考えてやる”と言われてて、先日やっと勝って、どうやら”出てもいい”と言ってくれてるみたいだ・・・」
チャンドと1打差の2位にはディフェンディングチャンピオンの深堀圭一郎とプロ3年目の小林正則。深堀は昨年ジャンボ尾崎との壮絶な優勝争いを制している。「コースもスコアを作るには自分にとってやりやすいコースですし。昨年ジャンボさんは悔しがっていたと聞きましたが、もう一度戦いたいですね。昨年のように争って勝ったのは初めてで、自信がついた優勝でした。今は早く優勝したいです。今までもチャンスはあったし、そろそろ結果が出せればと思っています」