2002年 日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯

近藤智弘が金星! 昨年優勝のD.ウィルソンに勝利

2002/09/06 18:00

国内男子ツアー「2002日本プロゴルフマッチプレー選手権」の2日目は、2回戦8試合が行われた。第1組で登場したのが伊沢利光と宮瀬博文。1回戦を接戦で勝ち抜いた2人の対決は意外な幕開けとなった。スタートから3ホール連続で宮瀬が取った。「伊沢さんを破って8強、嬉しいですね。最初3アップしたときは、どんな巻き返しを食うのかと、かえって不安になりましたけど(笑)」伊沢が奪ったのは6番ホールの1つだけ。終始宮瀬ペースだった。

第2試合は、第一試合と同じようにディネッシ・チャンドが、細川和彦から3ポイント先取した。しかし、6番で1つ取り返した細川は、10番ホールまで5ホール連続で奪い2アップリードした。13番で1つ取り返したチャンドだが、最終ホールも引き分け、細川の1アップ勝ちとなった。

尾崎直道手嶋多一の日本オープン覇者を破ったT.ハミルトンD.スメイルの外国人対決は、引き分けが多く展開としては静かな試合となった。しかし、1打1打の駆け引き、苦しいところでのパーセーブなど心理戦を制したのはニュージーランドのスメイルだった。奪ったホールは3つ、ハミルトンに2ホール返されたが逃げ切った。

5組目に登場したディフェンディングチャンピオンのディーン・ウィルソンは、近藤智弘と対決。1、4、7番ホールでポイントを積み重ねたウィルソンの楽勝ムードが流れた。しかし、9番で1つ取り返した近藤は、11番で再び3ダウンとなるが諦めてはいなかった。12番から3連続でポイントを奪いあっという間にオールスクエアに持ち込んだ。そして、16番でこの日始めてリードを奪い3回戦へコマを進めた。

「昨年のチャンピオンに勝って、すごく嬉しい。前半は、ずっとディーンのペースにはまっていたけど、巻き返せたのはラッキーでした」勢いに乗って、どこまで勝ちあがれるか注目だ。

その他では、佐藤信人室田淳平石武則片山晋呉がそれぞれベスト8に進出している。

※【ドーミーホール】:そのホールで勝つか引き分ければ、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【アップドーミー】:そのホールで勝てば、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【スコアの見方】:例)「2アンド1」:「2」はアップ数を指し、「1」は残りホール数を指す。
マッチプレーでは、勝ちが決定したホールで試合は終了となる。

2002年 日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯