伊沢、宮本に続くツアーナンバーワンに輝くのは誰だ!?
国内男子ツアー「日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ」が、7月4日(木)から7日(日)まで、栃木県のホウライカントリー倶楽部で開催される。この大会は、2000年からスターとした大会だが、主催の日本ゴルフツアー機構とツアー全体のスポンサードとなるイーヤマが、新しい時代のメジャートーナメントとして開催している。
初代王者は伊沢利光、そして、昨年は宮本勝昌が優勝を飾った。3年目を迎える今年、ツアーナンバーワンプレーヤーに輝くのは誰だ!?
注目選手は、先週のミズノオープンで惜しくも2位に終わったが、2週間後の全英オープン出場資格を獲得した宮里聖志だ。これまで弟の勇作、妹の藍のアマチュアとしての活躍に押されぎみだった長男が、全英出場で一躍脚光を浴びる形となった。
練習ラウンドでも取材陣に囲まれることが多かったが、一つひとつの質問に丁寧に対応していた。今週の会場は、先週に比べ風の心配はないが、深いラフの設定はボールコントロールが要求される。勢いに乗ってツアー初優勝を狙いたいところだ。
ディフェンディングチャンピオンの宮本勝昌は、いつもと変わらず淡々と練習ラウンドをこなしていた。大会前日に共同インタビューに応えた宮本は、「コースセッティングは昨年とあまり変わっていない。それほど気負ってはいない」と話した後は、先月世界中の話題を独占したワールドカップサッカーに話題を変えた。「ゴルフもワールドカップのように盛り上がったらいいのに...」観客と選手が、一体感を感じながらプレーするサッカーがうらやましいという。
また、今週は全英の2週間前にも関わらず、全英に行く選手も全員出場している。大会としての規模が大きいこともあるが、今年から優勝者にはワールドゴルフチャンピオンシップのNECインビテーショナルの出場資格が与えられることになった。
これも、ツアー機構が力を入れるこの大会が、世界的に認められたことになる。さらに、この大会は、アジアツアーの賞金王を始め、海外ツアーメンバーで実行委員会が承認する選手の招待する枠も設けている。今年その対象になったのは、A.ストルツなど4名いる。
まだ、新しい大会ではあるが、息詰まる優勝争いとプロの力強いプレーでギャラリーを魅了し、メジャーにふさわしい大会になることを期待する。