2002年 JCBクラシック仙台

東北宮城での開催に宮里優作が昨年を上回る成績を狙う

2002/06/05 18:00
アマチュアNo.1の宮里優作

国内男子ツアー「JCBクラシック仙台」が、6月6日(木)から9日(日)まで、宮城県の表蔵王国際ゴルフクラブで開催される。5月の日本プロゴルフ選手権から始まった全英オープン日本予選も4試合目を迎えることになる。

これまで3試合を終えて2勝している久保谷健一がトップ。先週優勝した中嶋常幸が2位、そしてT.ハミルトンが3位につけている。今週の試合を含めて残り3試合、メジャー出場をかけた戦いも熱くなってきた。

昨年の大会は初日が水巻善典、2日目には藤木三郎といったベテランが試合を引っ張り、3日目に首位に立った小達敏昭が8年ぶりのツアー優勝を飾った。小達も昨年7月の全英オープン出場資格を獲得している。

そして、昨年の大会で8位に入った東北福祉大の宮里優作が学生として、この大会最後のチャレンジをする。アマチュアの宮里だが、プロの中に入っても何ら引けを取らぬ実力がある。

昨年秋にはプロのトーナメントに数多く出場し、太平洋マスターズで2位、日本オープンでも7位に入る活躍をしている。今年4月のマスターズに招待されるか期待がもたれたが、残念ながらその夢はかなわなかった。

宮里は来春大学を卒業しプロ転向が予想される。残り1年を切った学生選手としてプロのトーナメントに優勝を果たすことができるのだろうか。現在在籍する東北福祉大の地元宮城で快挙を達成すべくチャレンジする。

また、先週のダイヤモンドカップで7年ぶりに優勝を果たした中嶋常幸にも注目したい。通算19アンダーをマークしての優勝は、完全復活をアピールするバーディラッシュだった。今週も中嶋のプレーから目が離せそうもない。

2002年 JCBクラシック仙台