谷口の追撃を振り切ったD.ウィルソンがツアー4勝目
2002/04/28 18:00
国内男子ツアー「つるやオープン」は、3日目に首位に立ったD.ウィルソンが、追撃体制に入った谷口徹を振り切り、通算11アンダーを記録しツアー4勝目を飾った。
2位に2打差の9アンダー単独首位でスタートしたウィルソンは、1番から3連続バーディを奪い独走状態になるかと思われた。しかし、4番でボギーを叩くと勢いは止まってしまった。途中谷口に並ばれるシーンもあったが、11アンダーで逃げ切った。4日間で唯一60台をマークするところは、昨年日本のメジャー2勝の貫禄といった感じだ。
ウィルソンを最後まで苦しめたのは5アンダー6位からスタートした谷口徹だった。前半5番までパープレーの静かなスタートだったが、6番から3連続バーディで勢いに乗り12番でこの日5つ目のバーディを奪いウィルソンに並んだ。
しかし、11番パー3でボギーを叩き、スコアを伸ばしたい15、17番のパー5でもバーディを奪えず9アンダー単独2位で終わった。初めてのマスターズ出場は予選落ちに終わったが、今シーズンの日本ツアーは谷口が中心となりつつある。
8アンダー3位は宮本勝昌、さらに1打差の7アンダーには藤田寛之、手嶋多一という昨シーズン優勝している選手が上位に入る結果となった。
初めて最終日の最終組でラウンドした矢野東は、ロストボールにアンプレアブル、ダブルボギーを3つ叩く大荒れの内容になったが、バーディも6つ奪い4アンダー15位で終了した。