全英覇者ベン・カーティスが7アンダー単独首位!!
国内男子ツアー第25戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」が、静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開幕した。今週からの3試合は”インターナショナルツアー”を呼ばれ、毎年海外ツアーから招待選手が出場している。そして今大会の目玉、全英オープンを制したベン・カーティスが、初日から好スコアをマークした。
カーティスはディフェンディングチャンピオンの中嶋常幸、その前年まで2連覇を果たした伊沢利光とラウンドした。10番ホールから連続バーディでスタートし、15番でボギーを叩いたが、16、18番でバーディ。後半は3番パー5に続き6番パー5からは3連続バーディを奪い7アンダー。2位に1打差の単独首位に立った。
今シーズンのカーティスは、全英オープン前週の「ウェスタンオープン」で13位に入り、全英の出場資格を掴んだ。そして全英では、メジャー初出場にして優勝という快挙を成し遂げている。しかし、その後は優勝争いに絡むことが出来ずにいる。今大会出場も話題先行で、正直初日から単独首位に立つという予想は少なかった。
カーティスを1打差で追うのはジャンボ尾崎と室田淳といったベテランの2人。7バーディ、1ボギーと着実にスコアを伸ばしたジャンボに対し、前半1アンダーで折り返した室田は、18番パー5でイーグルを奪うなど後半だけで5ストローク伸ばし6アンダーで初日を終えている。
さらに1打差の5アンダー4位には、この御殿場コースを得意とする伊沢利光が静かなゴルフながら好位置につけている。現在賞金ランキング2位につけている伊沢は、今週で逆転首位に踊り出る可能性も高い。
その伊沢よりもコースのことを知り尽くす横田真一も5アンダーで並んでいる。開催コースの太平洋クラブ御殿場コースに所属する横田にとっては、アンダーパーでラウンドするのはお手のもの。今週は台風の目になるかもしれない。