藤本佳則が単独首位で決勝ラウンドへ!遼は43位に急降下
◇国内男子◇とおとうみ浜松オープン2日目◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇7054ヤード(パー72)
注目のツアールーキー藤本佳則が「70」で回り通算10アンダーの単独首位の座をものにした。2打差の2位タイに岩田寛とブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)。7アンダーの4位に片岡大育が続いている。
通算6アンダーの5位タイには武藤俊憲、谷原秀人、近藤共弘の3選手。22歳の小平智が「68」をマークして、キム・キョンテ(韓国)、薗田峻輔、丸山大輔らと並んで通算4アンダーの11位タイに浮上した。
初日首位に2打差の8位タイから出た石川遼は「77」と大崩れ。3つのダブルボギーをたたくなど出入りの激しい展開で、通算1アンダーの43位タイに後退した。
<ツアー3戦目の藤本佳則「優勝目指しています!」>
初日に8アンダーをマークして首位タイにつけた藤本は、2日目のラウンドを午後1時に10番からスタート。朝から強い風が吹いていたため「イーブンパーでも良いぐらいですが、2アンダーを目指しました」と、4バーディ、2ボギーの2アンダーで回り目標を達成した。
「この風で2アンダーは正直できすぎって感じです。風の対策としては、グリーンを外すにしても打ってはダメな場所と、安全な場所を見極めていかにパーを拾っていくかが大事だと思いました。こんなに強い風はなかなか経験できないですから」。特別強風への苦手意識を持たない藤本だが、経験のないほどの強風に耐えしのいだ。
予選2日間を首位で終えたことに「優勝を目指していますので」ときっぱり。練習日からショットが好調で「学生時代には何度も優勝争いを経験してきましたが、プロになって最終日に優勝争いをしたら、自分がどんなゴルフを出来るかわかりませんが、明日もスコアを伸ばして、最終日を首位で迎えたい」と、プロ転向後ツアー参戦3試合目での快挙を目指している。