片山は失速!小田が首位、石川、池田は予選を通過
◇国内男子◇つるやオープンゴルフトーナメント2日目◇山の原ゴルフクラブ 山の原コース(兵庫県)◇6,767ヤード(パー71)
初日に9アンダーをマークして単独首位に立った片山晋呉が、序盤からボギーを先行させ7アンダー4位タイに後退。代わって浮上したのは、5アンダー単独2位からスタートした小田龍一。小田も序盤はスコアを伸ばせず苦戦したが、終盤の17番パー5でイーグル、さらに最終18番でバーディを奪い通算9アンダーの単独首位となった。
1打差の通算8アンダー2位タイには、一昨年の覇者藤田寛之と、昨年ミズノオープンでツアー1勝を挙げている韓国のハン・ジュンゴンの2人。さらに1打差の通算7アンダー4位には、片山をはじめキム・キョンテ(韓国)、谷口徹、諸藤将次、手嶋多一の5人と上位は混戦模様になってきた。
今大会過去4度予選落ちとなっていた池田勇太は、スコアを2つ伸ばして通算2アンダー41位タイ。初日2オーバーの81位タイと苦しいスタートになった石川遼は、この日3ストローク伸ばして通算1アンダーの50位タイで予選通過を果たした。
<小田龍一、イーグル奪取で単独首位に浮上!>
首位と4打差の単独2位からスタートした小田龍一が、1イーグル、3バーディ、1ボギーの「67」をマークして単独首位に浮上した。5番でボギーが先行するが、7番(パー4)では残り128ヤードを1.5mに寄せてバーディを奪うと、続く8番は8mのバーディパットを沈めて前半を折り返した。
後半はパーを重ねる我慢のゴルフを強いられるが、迎えた17番(パー5)、残り232ヤードを3番ウッドで放ったセカンドショットをピン奥1mにつけてイーグルを奪取。さらに最終18番では20ヤードのアプローチを直接カップインさせバーディフィニッシュとし、単独首位に浮上した。
先週の開幕戦も単独2位フィニッシュと好調のこの2戦目。「この前もいいポジションで回ることができ、精神的にも慌てないでゴルフをしようと心掛けたことがこの結果に繋がりましたね」と、気持ちの余裕が小田を後押し。またこの好調を維持していることにも「今やっていることが間違っていないという確信に近づいている。でも自信とまではいかないです」と控え目。決勝ラウンドに向け「自分のやるべきことができるかどうか。できたら結果は自然とついてくると思います」と、先週のリベンジに挑む。