復活なるか?急浮上の片山晋呉が単独首位で最終日へ!遼も2打差3位
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ3日目◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード(パー71)
3アンダーの21位タイから出た片山晋呉が1イーグル、4バーディの「65」をマークして通算9アンダーとし、単独首位に急浮上。2008年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となるツアー通算27勝目に王手をかけた。
1打差の2位には小山内護。そしてさらに1打差の7アンダー3位タイにこの日3ストローク伸ばした石川遼のほか、小田龍一、冨山聡がつけている。予選ラウンド2日間で単独トップを走った額賀辰徳は「77」と崩れ、通算3アンダーの19位タイと大きく後退した。
<勝ち方を知る男、片山晋呉が首位に浮上>
単独首位に浮上してきた片山は、1番で残り220ヤードの2打目に5番ウッドを手にしたが、思った以上に飛ばずボールはグリーンの20ヤード手前に落ちた。3打目のアプローチでピンまで50ヤードを2mに寄せてパーセーブしたときに「今日は飛ばない」と自分に言い聞かせたという。
この日は午前中まで前夜からの雨が降り続き、11時頃から冷たい風がコース内を吹きぬけ、選手たちはスコアメークに苦しむ展開となった。しかし1番で飛距離の調整ができた片山は、5番、6番でバーディを奪い上位に浮上し始めた。
後半に入ると13番で5mのバーディパットを決めて首位に2打差と接近。そして17番パー5、ピンまで239ヤードの2打目を7番ウッドで攻めた片山のボールは、ピンまで8mに付き、このイーグルパットを決めると右手を高々と挙げ、全盛期を思い出させる気合いのこもった表情を見せた。
その勢いは止まらず、最終18番も右サイドのラフからピンの左奥5mにつけると、下りの傾斜を読みきってバーディフィニッシュ。2位に1打差の単独首位に浮上して最終日を迎えることになった。日本ツアーで通算26勝の片山は、最終日を首位で迎えたときの勝率は82%を誇る。
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