チョ・ミンギュが単独首位に浮上!白が2打差で追う
兵庫県にある小野ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー第11戦「関西オープンゴルフ選手権競技」3日目。9アンダーの2位からスタートしたチョ・ミンギュが通算12アンダーとして単独首位に立った。
2打差の2位に「67」をマークした白佳和。通算8アンダーの3位タイにドンファンと吉永智一が続いている。2日目を終えて通算13アンダーで単独首位だったニベン・ベーシックは「77」と崩れて武藤俊憲、マーダン・ママットと並んで通算7アンダーの5位タイと大きく後退した。
<チョ・ミンギュが初勝利に王手>
この日4ストローク伸ばして2位に2打差の通算12アンダー単独首位に浮上したチョ・ミンギュ。11番でこの日3つ目のバーディを奪い12アンダーとしたが、13番、14番で連続ボギーをたたいた。「13番はしょうがないけど、14番はプレッシャーで…。2打目はウェッジだったけど乗せられず、そして寄せられずです」と、首位に立ったことで変に力が入ってしまったと明かす。それでも終盤の16番パー5でバーディを奪い、最終18番は2打目をピンの左50センチにつけてバーディフィニッシュ。「あれはラッキーバーディでした」と笑顔を見せた。
<上がり3連続バーディで2位浮上の白佳和>
16番パー5でバーディを奪った白佳和が、距離の長い17番パー3、そして最終18番と3連続バーディを奪い、通算10アンダーの単独2位に浮上した。大会初日にも「震災で被災された在日韓国人に少しでも元気になってもらいたい」と話していたが、この日はテレビ中継もあるため、16番、17番でバーディが奪えたことで、最終18番は絶対にテレビに映るだろうからと気合いを入れてラウンドし、狙い通りのバーディフィニッシュ。「もちろん明日はツアー初優勝を狙います」と、自分のため、そして応援してくれる人のために全力を尽くす。
<3位タイの吉永智一「明日はトップ5狙いで!」>
大会3日間、好調を維持する吉永智一。この日は1番、3番、5番と立て続けにボギーをたたき苦しい展開となる。「ショットが良かったので焦りはなかった」という吉永は、その後に5つのバーディを量産し、ナイスカムバックどころかスコアを2つ伸ばして通算8アンダーの3位タイに浮上した。「優勝は全く考えていません。まあ、トップ5に入れれば上出来でしょう」と謙虚に話す。日本オープンの出場資格が本来の目標だった吉永にしてみれば、優勝を意識せずにラウンドするほうがプレッシャーに圧しつぶされずにプレーできるのかもしれない。