2009年 The Championship by LEXUS

武藤俊憲が逆転優勝!丸山茂樹は3位

2009/11/08 14:29
7バーディの快進撃で丸山茂樹、金庚泰に逆転勝ちを収めた武藤俊憲

茨城県の大利根カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー第20戦「The Championship by LEXUS(レクサス選手権)」の最終日。10年ぶりの優勝に向け、11アンダーの首位タイで最終日を迎えた丸山茂樹は、3番でバーディを奪うが、ドライバーでのティショットが安定せず苦しい展開となった。

8番では左の林に打ち込み、2打目は木が邪魔になる状況で低いフックボールで脱出に成功。グリーン奥まで運んだが、アプローチがピンを6mオーバーしボギーを叩いてしまう。その後15番でバーディを奪ったが、12アンダーの単独3位で終了した。

優勝は9アンダーの3位タイからスタートした武藤俊憲。2番、3番で連続バーディを奪い、首位を追撃体勢に入ると、10番、11番でも連続バーディで12アンダーの首位に並んだ。さらに13番では9m、14番でも6mのパットを沈め一気に独走態勢へ持ち込んだ。

「13番は自分でもびっくりしました。強烈なフックラインだったので、まさか入るとは・・・」と振り返る。武藤はこの連続バーディで首位になったことを確信し、最終18番パー5は2オンこそならなかったが、2打目でグリーン右横に運び、バーディフィニッシュで力強いガッツポーズを見せた。

13アンダーの単独2位は韓国の金庚泰。丸山がスコアを伸ばせず苦しんだが、その流れに乗ってしまったのか金もチャンスを掴めず我慢のゴルフとなってしまった。11アンダーの単独4位には、2週連続優勝を狙った鈴木亨。最終日に6ストローク伸ばし、9位タイから大きく順位を上げた。また、米ツアー挑戦のためこの試合が今季最終戦になる予定の矢野東は、最終18番でバーディを奪い6位タイに入っている。

18番でバーディパットを沈め力強いガッツポーズの武藤俊憲
プレー中は表情を崩さない金庚泰も丸山茂樹のトークに巻き込まれ思わず笑顔
8番でティショットを林に打ち込み、2打目で技を見せたが・・・
好調を維持する鈴木亨が最終日に6ストローク伸ばし単独4位に食い込んだ
昨年は3位、今年は5位のウェイン・パースキー。今回の賞金でシード権圏内(67位)

2009年 The Championship by LEXUS