2009年 The Championship by LEXUS

丸山茂樹が首位に再浮上!10年ぶりの優勝なるか!?

2009/11/07 15:28
この日ドライバーショットはインパクト重視の低い弾道で攻めた丸山茂樹

茨城県の大利根カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー第20戦「The Championship by LEXUS(レクサス選手権)」の3日目。午前中は曇り空で肌寒さも感じたが、午後になると日差しが現れ選手たちの戦いもヒートアップした。

8アンダー単独3位スタートの丸山茂樹が、スコアを3つ伸ばし通算11アンダー。韓国の金庚泰キム・キョンテ)と並び首位に浮上した。最終組でスタートした丸山は「朝、練習グリーンで今日のグリーンは速いなと思ったら打てなくなってしまった」と、2番でパーパットを打ち切れずボギーが先行。

しかしこの日の丸山はショットが冴え渡った。不安を抱えたティショットは、3番ウッドを多様し、フィニッシュをしっかりと取るフルスイングを封印。インパクト重視のスティンガーショットで低くランの出る弾道で攻めた。

2番以降パープレーを続けた丸山は、9番でバーディを奪うと、11番、12番と連続バーディを奪いスコアを伸ばした。そして17番でこの日4つ目のバーディを奪い首位の金を捉えた。丸山が優勝すれば1999年の「ブリヂストンオープン」以来10年ぶり、ツアー通算10勝目となる。

2打差の3位には、武藤俊憲ウェイン・パースキー(オーストラリア)の2人。武藤はパッティングが思うように決まらず1バーディ、1ボギーで耐え、対象的にパースキーは5バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフながら順位を上げきた。さらに3打差の5位は、井上信桑原克典谷原秀人増田伸洋の4人が並んでいる。

パッティング好調の金庚泰は3番で10mのバーディパットを決めた
金とは対照的にパッティングが決まらずスコアを伸ばせなかった武藤俊憲
ボギースタートのウェイン・パースキーは、崩れそうで崩れず3位タイで最終日へ
最終18番で残り93ヤードの3打目をバックスピンでイーグルを奪った井上信
ホールアウト後、羽川プロのインタビューに笑顔で答える丸山茂樹

2009年 The Championship by LEXUS