日本ペアも貢献! アジア選抜リードで初日を終える!
タイにあるアマタスプリングCCで8日(金)、欧州選抜とアジア選抜の団体戦「ザ・ロイヤルトロフィ」が開幕した。初日は2人1組でペアを組み、フォアサム(1個のボールを交互に打ち合う)で争うマッチプレー戦4試合が行われた。
第1組からスタートした石川遼と小田孔明のペアは、パブロ・マーティン(スペイン)、そしてキャプテンを務めるコリン・モンゴメリー(スコットランド)の強豪ペアと対戦。日本ペアは、スタートホールの1番でダブルボギー、続く2番パー5でもバーディを奪えず、いきなり2ダウンと出鼻をくじかれる。だが、3番と4番、さらに8番、9番と連続で奪い返して一気に逆転。その後もリードを広げた日本ペアは16番を終えた時点で3アップのリードを奪い、2ホールを残して決着をつける会心の勝利。1ポイントを獲得し、切り込み役の大任を果たす。
続くジーブ・ミルカ・シンとガガンジート・ブラーのインドペアは、ピーター・ハンソン、ソレン・ケルドセン組と0.5ポイントを分け合う。だが、3組目のチャーリー・ウィとW.リャンは、アレキサンダー・ノレンとロバート・カールソンに4&2と大敗を喫し、欧州に並ばれてしまう。
ここで奮起したのが、最終組のプラヤド・マークセンとトンチャン・ジェイディのタイペア。サイモン・ダイソンとヘンリック・ステンソンの強豪ペアにリードを許すことなく、2UPで勝利。マークセンとジェイディは、昨年大会からダブルス・シングルスを含めて負け無しの4連勝と、母国で抜群の相性の良さを見せている。
初日を終え、アジアが2勝1敗1分で2.5ポイントを獲得。欧州に1ポイントのリードを奪い、大会2連覇に向けて絶好のスタートを切った。今大会初勝利を挙げた石川は、「最初にリードを許したけど、焦らずやろうと思っていた」と、昨年の経験を十分に活かせた様子。初出場の小田は、アイアンの距離感が合わず序盤は苦戦したものの、「最初どうなるかと思ったが、何とか勝てて良かった」と安堵の表情を見せた。明日の2日目もダブルス戦で、互いに別々のボールでプレーして良い方のスコアを採用するフォアボールで争われる。