2010年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

藤田が首位浮上!賞金王争いはラスト18ホールへ

2010/12/04 15:24
16番でバーディを奪い単独首位に立った藤田寛之。後ろはボギーパットに入る石川遼

東京都稲城市にある東京よみうりカントリークラブで行われている国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目、晴天に恵まれた都心近郊の会場には、過去10年間の第3ラウンドでの最多ギャラリー数を更新する11,106名が来場。優勝争いと共に白熱する今年の賞金王争いを見守った。

2日目を終え、単独首位に立った池田勇太だったがこの日はアイアンショットが不調。グリーンにキャリーしてもバックスピンで手前にこぼれるなど、16番までに3つスコアを落としてしまう。しかし、17番パー5で手前1ピンに2オンすると、このイーグルパットを沈めて優勝戦線に踏みとどまる。この日は「71」とスコアを伸ばせなかったが、首位とは3打差の3位タイ。最終組の3人が同スコアで上がったが、「いちばん最初に出しました」とスコアカードの提出順で明日も最終組で回る事となった。

足踏みする上位陣を尻目に、この日6つスコアを伸ばした藤田寛之が通算11アンダーとして単独首位に浮上した。通算8アンダーで2位に続くのは、ブレンダン・ジョーンズ(豪)。3位タイには、池田と共に小田孔明平塚哲二がつけている。

賞金ランクトップのキム・キョンテは、前半だけで5バーディを奪ったが、後半は2バーディ3ボギーと失速。それでも、この日4つスコアを伸ばして通算5アンダーの6位タイと、もし池田が優勝しても今の順位をキープすれば賞金王が決まる位置まで浮上した。

また、石川遼は6番でチップインイーグルを奪って大ギャラリーを湧かせたが、後半はスコアを伸ばせず通算3アンダーでホールアウト。トップとは8打差の10位タイと、苦しい位置で最終日へと挑む。

この日6ストローク伸ばし単独首位で最終日を迎える藤田寛之
やはり来ました!07年の覇者が首位と3打差単独2位に浮上
ショートアイアンの距離感が合わずスコアを崩し首位の座を明け渡した
この日は表情も冴えず、耐えるゴルフとなった池田勇太
「藤田さんと4打差はきついな~」18番で痛恨のダボを叩き「頭真っ白!」という小田孔明
スタート前はリラックスが必要!?舌を出してスタートを待つキム・キョンテ
前半5つのバーディを量産したキョンテが6位タイに浮上し最終日を迎える
大会連覇の可能性も出てきた!通算5アンダー6位タイに浮上した丸山茂樹
この日はご機嫌よろしいようで!そりゃ3バーディノーボギーなら表情にもゆとりが感じられますね
通算4アンダー単独9位まで順位を上げた横田真一
このパンツはお気に入り!?赤黒のグラデーション入りパンツで戦う富田雅哉
バーディパットがカップに蹴られてご覧の表情ですが通算3アンダーの10位タイに浮上です
17番パー5で2打目をグリーン奥の斜面に落したが、4打目でピンに寄せてナイスパーセーブ
5番でティショットを右サイドの木に乗せてしまったようで、ロスト扱いで打ち直し
その直後、ブレンダンも木に乗せたが、この写真が証拠になってアンプレアブルで済みました!
この日は11,106人のギャラリーが来場。石川遼の組は歩くのも大変でした
アイアンショットは好調だったが、いまひとつチャンスに恵まれず通算3アンダー10位タイ
16番のティショットは左へ!みんなで「左危ないですよー」と差しています
最終18番は前日のようなチップインバーディにはならず、このアプローチがグリーンをこぼれボギーフィニッシュ
大逆転なるか!?シーズン最終戦最終日に石川がどのようなゴルフを見せるか注目です

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