2010年 三井住友VISA太平洋マスターズ

今田と宮本が首位タイ!石川も4打差で追う

2010/11/12 15:37
最終18番でイーグルフィニッシュ! 首位タイに並んで決勝ラウンドを迎える宮本勝昌

国内男子ツアー第22戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目、前日とは異なる強い風の中でのラウンドとなったこの日、多くの選手がスコアを落とす中、上位には共に「70」で回った今田竜二宮本勝昌が浮上している。

首位に並んだ二人は、この日対照的なゴルフを見せた。宮本は前半を3バーディ3ボギー1ダブルボギーの「38」で折り返すと、後半は1イーグル4バーディ2ボギーと出入りの激しいゴルフながら2つスコアを伸ばして終える。

一方の今田は、切れのあるアイアンショットを武器にバーディチャンスを量産し、4バーディ2ボギーと安定したゴルフで着実にスコアを伸ばした。

また、今田と同組でラウンドした石川遼は、ボギーが先行する苦しいゴルフとなったものの、15番、そして最終18番でバーディを奪い、この日イーブンパー。通算2アンダーは変わらないものの、順位は前日の14位タイから8位タイへと上げている。

上位では、通算5アンダーの単独3位に谷口拓也。通算4アンダーの4位タイに、白佳和手嶋多一が続く。賞金ランクトップを走るキム・キョンテ(韓国)は通算1オーバーの25位タイ。池田勇太は通算6オーバーの63位タイで終え、1ストローク及ばず今季3度目の予選落ちを喫した。

14番でパーパットを捻じ込み、ガッツポーズを見せる今田竜二。優勝への気迫が垣間見えた
最終18番パー5の2打目を池に打ち込んだ直後の池田勇太。1ストローク及ばず、まさかの予選落ち・・・
ショートパットを外した後、パターでリフティング。冷静さを取り戻そうとしているのか
日中を通して薄い雲に覆われたが、たまに富士山がうっすらと顔を出した
強風により全体的に伸び悩む中、1ストローク伸ばして3位の座をキープした谷口拓也
かたや首位タイ、かたや予選落ち。対照的な結果となった宮本勝昌と池田勇太
親子ほどの年齢差がある芹澤信雄と伊藤誠道だが、会話は弾んでいる様子
伊藤誠道は25位タイで決勝ラウンドへ。アマチュアでただ1人、予選突破を果たした
石川遼の0番アイアンを興味津々に眺める今田竜二
今度は、石川遼が今田竜二のドライバーをチェック
ショットで手を離す場面が多かったキム・キョンテ。珍しく4連続ボギーも記録
ラウンド中、スイングチェックを頻繁に行っていた石川遼。改造からまだ1週間、徐々に身体に馴染ませている時期だ
一時は首位に並んだ上井邦浩だったが、上がり3ホールで4ストローク落として6位タイでフィニッシュ
最終ホールのバーディで首位に追いつき、笑顔のフィニッシュとなった今田竜二
藤田寛之はToday3オーバー、18位タイに後退。課題とするスイングが振るわず
片山晋呉のキャディは、今週も妹で女子プロの片山眞里
予選ラウンド2日間をともにした今田竜二と石川遼。笑顔で健闘を称え合った
28パットはまずまずの数字だが、ショットと噛み合わず伸び悩む結果に終わった石川遼の2日目
この日は強風の影響か、全体的に詰まり気味。どっかり腰を据える上田諭尉
3位タイスタートの丸山大輔はボギーが先行し、8位タイに後退
最終18番、イーグルパットを外して悔しさを露にしていた石川遼

2010年 三井住友VISA太平洋マスターズ