2010年 日本オープンゴルフ選手権競技

キム・キョンテがメジャー初制覇!松山は3位タイ、石川は8位タイ

2010/10/17 16:15
最終日に怒涛のバーディラッシュで逆転優勝を果たしたキム・キョンテ

愛知県にある愛知カンツリー倶楽部で開催されている国内男子ツアーメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」の最終日。最終組でラウンドした藤田寛之武藤俊憲の優勝争いに加わってきたのは、韓国のキム・キョンテ。キョンテは石川遼と、最終組の2つ前でスタートし、前半に4つのバーディを奪い追い上げを開始。

その勢いは後半に入っても止まらず、10番、13番、そして15番とスコアを伸ばした。この日7アンダー「64」のコースレコードで、通算13アンダーでホールアウト。最終組の2人は付いていくことができず、キョンテが今季2勝目でメジャー初タイトルを手にすることになった。

2打差の通算11アンダー単独2位は藤田寛之。通算10アンダーの3位タイには武藤俊憲ハン・リー(韓国)、そしてアマチュアの松山英樹の3人が並んだ。武藤は12アンダーで最終18番を迎え、入れればキョンテに並ぶバーディパットを外すと、そこから3パットを叩きダブルボギーフィニッシュとなった。

通算5アンダーの単独6位からスタートした石川遼は、序盤からショット、パットともに精彩を欠き、3バーディ、5ボギーの2オーバー。薗田峻輔などと並び、通算3アンダーの8位タイに終わっている。

自分の思うようなショットが出来なかったようです。それでも単独2位。来年のマスターズ出場を目指して、残り6試合で賞金王に手が届くか・・・。
昨日よりショットが安定して、2アンダーでラウンドしましたが、優勝までは届きませんでした。しかし、キム・キョンテの優勝を心から喜んでいましたよ。3位タイフィニッシュです。
一時はトップに1打差まで迫りましたが、83年振りのアマチュア優勝の夢は実現できませんでした。しかし今日も3アンダーで、十分にギャラリーを魅了。もちろんローアマ獲得です。プロ宣言はまだ先のようですが、来年のマスターズに期待ですね。
ドライバー・アイアン共に、ショットはキレまくりでした。もう少しパットが入ってくれれば・・・。優勝出来なかったのは残念でしたが、3位タイで1270万円をゲットし、賞金ランキングも92位から43位にジャンプアップ。賞金シードもほぼ手中にしました。
昨日に続いて、今日も3つスコアを伸ばし、単独6位フィニッシュです。
好調はまだまだ続いているようです。3つスコアを伸ばし単独7位。秋のビッグトーナメントで、もう1勝ぐらいあるのでは?
日韓戦に続いて、どうもキム・キョンテと同組は相性が悪いんでしょうか・・・。賞金ランキング1位の座もキム・キョンテに奪われてしまいました。
今日はショットがイマイチ・・・。前半でスコアが伸ばせずに、焦りが出てしまったようです。
ローアマにはなれませんでしたが、トータル1アンダーフィニッシュはさすがですね。いつも思うのですが、キャディさんが美人かと・・・。
「俺もあのデカイ優勝カップ欲しいなぁ。」
「あ~ぁ、あのデカイ優勝カップね。欲しいの?俺は去年もらったよ。」
練習場にも朝早くからギャラリーが押し寄せます。
お花見ですか?あっ、時期的には運動会ですかねぇ。
笑顔の多い4日間でした。同じ大学の仲間のキャディにも恵まれたようです。ちなみにキャディさんの愛称は「大将」。う~ん、ピッタリ!
「おいっ!入らんのか???」
「エ~~~~ッ!マジっすか?もらえないんですか?3位タイの賞金1270万円。」ハイ、アマチュアの方はもらえません!
大ギャラリーに見送られ、最終組が12:00にスタート。既にもうラウンドを終えた組もたくさんありました。
「大丈夫かな?当たらないかな?」
「ファ~~~~~ッ!!!」9番セカンドショット、大きく右に曲がって、あわやOB・・・か。木に当たってラフまで戻って来ました。今週は何度か木に助けられましたね。
日豪飛ばし屋対決!意識しすぎたのか、2人とも大崩れ。
ギャラリーが取り囲む18番グリーンへのセカンドショット。
15・16・17番、どれか一つでもバーディパットが決まっていれば・・・。
15番バーディ奪取でガッツポーズ!試合を決める1打でした。最終日に7バーディノーボギーでは、誰も追いつけません。64はコースレコードです。
ディフェンディングチャンピオン小田龍一が、チャンピオンブレザーをキム・キョンテに進呈です。来年の日本オープンは、千葉県・鷹之台CCです。

2010年 日本オープンゴルフ選手権競技