2010年 サン・クロレラ クラシック

強雨によるコースコンディション悪化で初日はサスペンデッド

2010/07/29 15:04
8番のセカンド地点からグリーンを通り過ぎてクラブハウスに引き返した

国内男子ツアー第11戦「サン・クロレラ クラシック」が、北海道にある小樽カントリー倶楽部で開幕。前夜から振り出した雨は止むことなく、午前組の選手が全選手スタートした10時過ぎには次第に強さを増していった。

そして10時46分に、プレー中断のサイレンが鳴った。コース内のバンカーのほとんどが水溜りを作り、グリーン上にも川ができる状態になったためプレー不可能と判断された。選手たちはクラブハウスに引き上げ、回復に向けた作業待ちとなったが、14時の時点で回復の見込みがないということで、サスペンデッドが決定した。

この時点で1アンダーの丸山茂樹、H.T.キム(韓国)、呂偉智(台湾)、諸藤将次立山光広の5人が暫定首位で並んでいる。1打差のイーブンパーで池田勇太片山晋呉など8人が並んでいる。

石川遼は高校の先輩、薗田峻輔とラウンドし、8番のティショットを打ったところでサスペンデッドになり、2オーバーの暫定26位タイ。薗田も仲良く2オーバーで並んでいる。明日の大会2日目は、6時20分から第1ラウンドの残り競技が再開される予定となっている。

雨を楽しむかのように明るい表情でプレーを続けた丸山茂樹
「これだけ降るとグリップが気になるんだよね!」とグリップをタオルで何度も拭く宮本勝昌
「雨にぬれないようにっと」。レインカバーの隙間から使用クラブを抜き取る池田勇太
さすが名コンビ!片山晋呉がアドレス時に左手を上げることを承知で、そこまで傘をかざすキャディの進藤氏
「入れ!」最後の一蹴りが効いたのか、カップの左淵からボールを沈めた手嶋多一
「まだやるの!?」と、コースコンディション悪化でプレーを続け思わず笑ってしまう矢野東
朝から降り続ける雨の中、1,815人のギャラリーが会場に訪れた
水の溜まったバンカーを整備するスタッフとボランティアに方々。残念ながら復旧が見込めずサスペンデッドに
中断中、テラスで滴る水で遊ぶ愛娘をやさしい笑顔で見届ける横田真一夫妻

2010年 サン・クロレラ クラシック