2010年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

3人のプレーオフを制し、小山内護が2006年以来の優勝

2010/07/25 14:28
3つ巴のプレーオフを制し、4年ぶり4度目の優勝を手にした小山内護

北海道にあるザ・ノースカントリーGCで開催されている、国内男子ツアー第10戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の最終日。通算13アンダーの単独首位でスタートした平塚哲二が、スコアを伸ばすことができず序盤から混戦模様に。

平塚をかわし中盤首位に浮上したのは韓国の金庚泰キム・キョンテ)。前半に2つのバーディを奪った金が、通算14アンダーまでスコアを伸ばし頭一つ抜け出した。しかし、その後はパーセーブを繰り返すと、15番でボギーを叩き、この時点で13アンダーの小山内護と並び首位タイ。さらに1打差の12アンダーには平塚、薗田峻輔チョ・ミンギュ(韓国)の3人と大混戦となった。

そして、最終組の2つ前でラウンドした薗田が最終18番パー5で、2打目を池に入れながらも1.5mのパーパットを沈め13アンダーでホールアウト。1組後ろの小山内も13アンダーで最終組を待つことになった。金が17番でもボギーを叩いたため、3人が12アンダーで最終組を迎えると、チョが2mのバーディパットを沈め13アンダーに伸ばして、薗田、小山内、チョの3人でのプレーオフに突入した。

その2ホール目に、薗田が2オン狙いの2打目で池に入れ、2人がバーディを奪ったため脱落。小山内とチョの戦いは4ホール目まで突入し、チョが3オン3パットのボギーだったのに対し、小山内は3オン2パット。50センチのウィニングパットを決めて2006年「アコムインターナショナル」以来の優勝を果たした。小山内は今大会マンデー(予選会)から勝ち上がっての本戦出場だった。

3日目の後半にスコアを伸ばし、通算6アンダー13位タイまで浮上した石川遼は、前半に3つのバーディを積み重ね通算9アンダーまで伸ばした。しかし、後半に入り13番パー5で2オンを狙った2打目が池に入り痛恨のダブルボギー。さらに17番、18番の上がり2ホールで連続ボギーを叩き、通算5アンダーの28位で競技を終えた。

優勝を決め、長嶋茂雄・大会名誉会長と握手を交わす小山内護
ウィニングパットを沈め、喜びを爆発!
プレーオフ2ホール目、2打目を池に打ち込み脱落した薗田峻輔
プレーオフ3ホール目でバーディを決め、派手なガッツポーズを決めたチョ・ミンギュだったが・・・
ようやく青空に恵まれた最終日、石川遼のプレーは晴れ晴れとはいかず
矢野、平塚、井上ら小山内護の仲間たちがプレーオフを見守った
最終日は6,435人のギャラリーが詰め掛けた
最終日はパットにも苦しみ、9位タイに終わった矢野東
長嶋茂雄・大会名誉会長もカートの中から熱戦を見守る
優勝後、まっさきに駆けつけて小山内護を祝福したD.チャンド

2010年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント