3人のプレーオフを制し、小山内護が2006年以来の優勝
北海道にあるザ・ノースカントリーGCで開催されている、国内男子ツアー第10戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の最終日。通算13アンダーの単独首位でスタートした平塚哲二が、スコアを伸ばすことができず序盤から混戦模様に。
平塚をかわし中盤首位に浮上したのは韓国の金庚泰(キム・キョンテ)。前半に2つのバーディを奪った金が、通算14アンダーまでスコアを伸ばし頭一つ抜け出した。しかし、その後はパーセーブを繰り返すと、15番でボギーを叩き、この時点で13アンダーの小山内護と並び首位タイ。さらに1打差の12アンダーには平塚、薗田峻輔、チョ・ミンギュ(韓国)の3人と大混戦となった。
そして、最終組の2つ前でラウンドした薗田が最終18番パー5で、2打目を池に入れながらも1.5mのパーパットを沈め13アンダーでホールアウト。1組後ろの小山内も13アンダーで最終組を待つことになった。金が17番でもボギーを叩いたため、3人が12アンダーで最終組を迎えると、チョが2mのバーディパットを沈め13アンダーに伸ばして、薗田、小山内、チョの3人でのプレーオフに突入した。
その2ホール目に、薗田が2オン狙いの2打目で池に入れ、2人がバーディを奪ったため脱落。小山内とチョの戦いは4ホール目まで突入し、チョが3オン3パットのボギーだったのに対し、小山内は3オン2パット。50センチのウィニングパットを決めて2006年「アコムインターナショナル」以来の優勝を果たした。小山内は今大会マンデー(予選会)から勝ち上がっての本戦出場だった。
3日目の後半にスコアを伸ばし、通算6アンダー13位タイまで浮上した石川遼は、前半に3つのバーディを積み重ね通算9アンダーまで伸ばした。しかし、後半に入り13番パー5で2オンを狙った2打目が池に入り痛恨のダブルボギー。さらに17番、18番の上がり2ホールで連続ボギーを叩き、通算5アンダーの28位で競技を終えた。