2010年 ダイヤモンドカップゴルフ

金庚泰が独走態勢に! 遼は予選突破、アマの浅地が大健闘!

2010/05/28 18:20
「ショットが良くない」と言う金庚泰だが、2位に5打差をつけて単独首位に浮上している

埼玉県にある狭山ゴルフ・クラブで開催されている、国内男子ツアー第5戦「ダイヤモンドカップゴルフ」の2日目。晴天に恵まれるゴルフ日和となったが、風の影響もあり初日のようなスコアの伸ばし合いは影を潜めた。

予選ラウンドを単独首位で通過したのは、通算11アンダーに伸ばした韓国の金庚泰。「スタート時は、風の影響でティショットがフェアウェイにあまり行かなかった。スイングがあまり良くなかった」と振り返りながらも、この日4バーディ、ノーボギーにまとめ、2位に5打差をつけてホールアウト。早くも独走態勢を築き、ツアー初勝利へのチャンスを掴んでいる。

通算6アンダーの2位タイには、首位から陥落した武藤俊憲のほか、谷原秀人手嶋多一、そして大健闘を見せているアマチュアの浅地洋佑だ。浅地は、杉並学院高校に通う17歳で、石川遼の後輩にあたる。この日3ストローク伸ばして10位タイから浮上し、優勝争いに加わろうかという勢いを見せている。

通算5アンダーの6位タイには小田孔明貞方章男宮本勝昌。通算4アンダーの9位タイに、丸山茂樹片山晋呉ら6人が続いている。100位タイからスタートした石川遼は、5番パー5で残り205ヤードの2打目を4番アイアンで1mにつけて起死回生のイーグル。最終的に2ストローク伸ばし、通算1オーバーの48位タイで予選突破を果たした。また、青木功は第2ラウンドのスタート前、腰痛のために棄権している。

17歳のアマチュア浅地洋祐が堂々の2位タイで決勝ラウンド進出を決めた
上がり2ホール連続バーディで6アンダー2位タイに浮上した谷原秀人
粘り強いゴルフで2位タイと好位置をキープする手嶋多一
魔法は消えた?スコアを2つ落とした武藤俊憲は6アンダー2位タイで踏ん張る
15番では長いパーパットを執念で決めた石川遼。その思いが予選突破につながった
この日の朝、棄権した青木功がスタート前の石川遼、兼本貴司をねぎらいに1番ティに姿を見せた
4番で、このバンカーショットからパーセーブをした石川遼は、続く5番のイーグルにつなげた
この日は「なんとしても予選を突破したいので言うことを聞いてね」とボールと対話することの多かった石川遼
「どうだ、行ってくれ!」ボールを見つめ念を送る石川遼
17歳、高校2年の浅地洋祐です!まだ、あどけない表情ですが、プロ顔負けのショットで2位タイに上昇中
サングラスをしているので表情は見にくいですが、実は疲れもあるんです!ちょっと一休み
「うわーっ」9番で、絶対に入ったと思ったバーディパットが決まらず思わずうなった武藤俊憲
「まだ、あきらめないよ」そんな気迫が伝わってくる丸山茂樹の真剣な表情
「やべぇ、手が滑った」これは、片山晋呉がミスショットしそうな瞬間にグリップを緩めて曲がり幅を抑える魔法
2日間2アンダーずつスコアを伸ばすブレンダン・ジョーンズ。決勝では一気にスコアを伸ばすか!?
全米オープン予選で5位から繰り上げで出場権を得た矢野東。向かい風のティショットは短く持って低い弾道で!
ところが予想以上に風が強く、あえなくグリーン手前に池ポチャ。それでも2オーバーのギリギリで予選は突破
「え、池なの?」そんな表情でボールを探しに来た谷口徹。9番で痛恨のダブルボギー
「みんな、もっと肩より上からドロップしようね」ドロップの見本を見せるのは18番で池に入れた兼本貴司
「僕は得意ですよ!」9番で2打目を池に入れた石川遼。ここは気合いでパーセーブ

2010年 ダイヤモンドカップゴルフ