2010年 ダイヤモンドカップゴルフ

武藤が単独首位発進!石川遼は出遅れる

2010/05/27 16:57
パッティングが絶好調の武藤俊憲が8アンダーをマークし単独首位スタート

国内男子ツアー第5戦「ダイヤモンドカップゴルフ」が5月27日(木)、埼玉県にある狭山ゴルフ・クラブで開幕した。正午近くに大粒の雨、その後は晴天と目まぐるしい天候となったが、柔らかくなったグリーンに加えて風も無く、初日からスコアを伸ばす選手が続出した。

その中で、8アンダー単独首位と抜け出したのは武藤俊憲。「7メートル前後のパットが5、6回。パターが良く決まりました」という武藤は、3番からの4連続を含む10バーディ、2ボギーとバーディラッシュを見せ、今季初勝利に向けて絶好のスタートを切っている。

7アンダーの単独2位には韓国の金庚泰。5アンダーの3位タイに、手嶋多一ウェイン・パースキー(オーストラリア)。4アンダーの5位タイに宮本勝昌谷原秀人、クリス・キャンベル(オーストラリア)ら5人が続いている。

石川遼はドライバーの安定性に欠け、2バーディ、5ボギーの「75」。「ドライバーショットがラフに行ってしまうことが多くて、ラフからのショットでミスは無かったけど攻めきれませんでした」と、今シーズン初戦となる中嶋常幸と並んで3オーバーの100位タイと大きく出遅れた。

いつも通りの手堅いプレーで7アンダー単独2位と好スタートを切った金庚泰
1番でイーグルを奪った宮本勝昌は、その後2ストローク伸ばして4アンダー5位タイ
久しぶりの上位スタートとなる谷原秀人。4アンダー5位タイからさらに上位を目指す
今季2試合目の許仁會。開幕戦の6位を上回るか、初日を終えて4アンダー5位タイ
この日は「ストロークが安定していなかった」とパッティングも不調の石川遼
斉藤キャディとの懐かしいコンビで試合に挑む丸山茂樹。初日3アンダー10位タイとまずまずのスタート
2連続バーディスタートの谷口徹は、12番で5mのパーパットを決めて右手を握り締め気合いを入れた
今季好調の藤田寛之だが、この日は3連続ボギーを叩くなど1オーバー69位タイと出遅れ
16番パー3でこの日2つ目のバーディを奪った片山晋呉。この日はボギーも3つ叩き2アンダー17位タイスタート
大会連覇を狙う兼本貴司は、石川遼、青木功とのラウンドでイーブンパーの52位タイと静かなゴルフとなった
13番でこの日2つ目のバーディを奪いギャラリーの声援に応える石川遼。ところが、この後はトラブルが続く
14番で右の斜面から。この1打は右には打ちたくなかったが、右サイドのラフに打ち込みがっくりうなだれる
5番の2打目「最近練習していなかった」という左打ちは、林から脱出できず、再びラフへ
石川がホールアウトしたときは、本降りというかドシャ降り。ギャラリーの皆さんも逃げる間もなくお疲れさまでした
後半に4ストローク伸ばして4アンダー5位タイに浮上したクリス・キャンベル
月曜日に全米オープン最終予選を突破した横尾要は、2連続ボギースタートから1アンダーまで復活してきた
「東、ちょっと来て、救済できないか!?」水溜りにはまった伊澤利光だが、ここからナイスリカバリーを見せた
このスタイル、青木功のライン読みは何十年も変わりません
久しぶりのAON揃い踏みに、ジャンボが1アンダー32位タイと気を吐いた
「やっぱり試合は楽しいよ」という中嶋常幸。復帰戦初日は3オーバー100位タイでも満足気

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