2009年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント

原口鉄也が首位! 石川遼が1打差7アンダー単独2位!!

2009/08/27 17:54
落ち着いたプレーで7アンダー「65」の自己ベストタイをマークした石川遼

国内男子ツアー第11戦「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」が、福岡県にある芥屋GCで開幕。初日は気温が32.7度まで上昇したが、南から3mの風が吹き抜け、この時期の福岡としては爽やかな夏日と感じる中でのラウンドとなった。

初日首位に立ったのは、8バーディを奪った原口鉄也。今週からドライバーのロフト角を8.5度から9.5度のクラブに変更したのが奏功し「飛んで曲がらなかった」とご機嫌。アイアンもキャビティバックからマッスルバック(シャフトはカーボン)に換えた。「35歳ですから、そろそろエコゴルフを(笑)」と笑顔で話す。力で飛ばそうとするのではなく、クラブの性能で体力をセーブしたスイングへと変更を行っている。

その原口の背後に迫るのは、今季すでに2勝し賞金ランキングでも首位の片山晋呉に迫る石川遼だ。石川もノーボギーのラウンドで7つのバーディを量産。ドライバーショットは5ホールほど右サイドに曲げたが、アイアンショットとパッティングが優れノーボギーでのラウンド。自己ベストタイの「65」をマークし、今季3勝目に向け好スタートを切った。

6アンダー3位タイには、室田淳兼本貴司ブラント・ジョーブ(米国)、H.T.キム(韓国)の4人が並び、5アンダー7位タイには、矢野東宮本勝昌藤田寛之など8人が並んでいる。初日は各選手スコアを伸ばす展開となり、77人の選手がアンダーパーを記録している。

8バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフで単独首位に立った原口鉄也
故郷、福岡での優勝を狙い5アンダー7位タイの藤田寛之
超巨大ヘッドのパターを使用する片山晋呉は2アンダー44位タイ
先週はシニアの試合で最終日に優勝争いから脱落した室田淳は今週も元気だ
初日唯一のトラブルはこの13番パー5のティショットだった
石川遼のサインを求める子供たち。一人ひとりと握手も行った
初日は南の風3m。芥屋にしては微風といったところだ
日本アマ2位の実績を引っさげ、最年少予選通過を目指す伊藤誠道
最終18番でチップインイーグルを決め4アンダーとした、連覇を狙う甲斐慎太郎
60度のウェッジを思い切り開き、自分の顔をすり抜けるようなロブショットを放つ宮里優作
3ボギー、ノーバーディと元気なく初日を終えた丸山茂樹
カップの右をすり抜け、思わず右足を跳ね上げる石川遼
石川遼のサインを求め、クラブハウス2階への階段はファンで埋め尽くされた

2009年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント