2007年 HSBCワールドマッチプレー選手権

E.エルスが貫禄のプレーで大会7勝目を達成!

2007/10/15 09:28
最後まで強さを見せつけ、大会7勝目を達成したE.エルス(Getty/AFLO)

イングランドのウェントワースクラブで開催されている、欧州男子ツアー「HSBCワールドマッチプレー選手権」の最終日。アーニー・エルス(南アフリカ)がアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)を6&4で下し、大会7勝目を手にした。

今大会7勝目を狙うエルスの最後の難関は、今年の「全米オープン」チャンピオンのカブレラ。前回大会の覇者ら難敵を破り決勝まで勝ち上がってきたカブレラは、実力、勢い共に十分。これに対しエルスはこの大会で6勝と、マッチプレーを知り尽くしている存在。その経験を見事に発揮し、決勝まで危なげなく勝ち進んできた。

スタートホールからボギーを叩いたカブレラに対し、エルスはしっかりパーセーブ。第1ホールからリードをすると、第3ホールで早くも2upのリードを奪う。5、6番でその差は1upまで縮まったものの、第7ホール以降は常に2up以上のリードをキープする貫禄のプレーを見せる。

終盤、エルスが第30ホールから3ホール連続でupを奪い、6upとなったところで勝負あり。結局、エルスはカブレラに1度も肩を並ばせる事なく圧勝。振り返ってみれば、今大会7勝目を飾ったエルスの強さがこれ以上ないほど際立った大会であった。

2007年 HSBCワールドマッチプレー選手権