2014年 マスターズ

バッバ・ワトソンが2年ぶり制覇 20歳スピースは逆転負け

2014/04/14 11:41
2年ぶりに再びグリーンジャケットをまとったバッバ・ワトソン(Rob Carr/Getty Images)

◇海外メジャー◇マスターズ 最終日◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

グリーンジャケットをめぐり、通算5アンダーの首位で並んだ2人の最終日最終組での直接対決。バッバ・ワトソンが5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算8アンダーとして20歳のジョーダン・スピースを振り切り、2年ぶりの大会制覇を成し遂げた。

序盤にペースを掴んだのはスピース。4番(パー3)でバンカーからチップインを決めるなど7番までに4バーディ(1ボギー)を奪い、単独首位に躍り出た。しかし2ストロークリードして迎えた8番から2連続ボギーを叩いたのに対し、ワトソンは2連続バーディでトップの座を奪還。サンデーバックナインは圧倒的な飛距離で勝負を優勢に進め、13番(パー5)のバーディで3打差を付け、そのまま逃げ切った。レフティの優勝は過去12年で6度目となった。

1979年のファジー・ゼラー以来となる史上4人目の初出場初優勝、97年大会でタイガー・ウッズが樹立した21歳3ヶ月14日での史上最年少優勝記録の更新を逃したスピースは結局4バーディ、4ボギー「72」で通算5アンダー。ヨナス・ブリクスト(スウェーデン)と並び2位でフィニッシュ。50歳のミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)が4アンダーの4位に入った。

昨年大会覇者のアダム・スコット(オーストラリア)は通算1オーバーの14位タイに終わり、チャンピオンの称号を再びワトソンに返すこととなった。

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