2012年 ネルソン・マンデラ選手権

68位からの大逆転 S.ジェイミソンが欧州開幕戦を制す

2012/12/10 09:37
短期決戦となった開幕戦を制し、ツアー初タイトルを獲得したS.ジェイミソン(Warren Little/Getty Images)

◇欧州男子◇ネルソン・マンデラ選手権 最終日◇ロイヤルダーバンGC(南アフリカ)◇5594ヤード(パー65)

初日、2日目と降雨の影響による順延が続き、パー65設定、36ホールへの短縮を強いられた2013年の欧州男子ツアー開幕戦。その展開も波乱の結末を迎え、68位タイからチャージをかけたスコット・ジェイミソン(スコットランド)が首位に並んでホールアウトすると、三つ巴のプレーオフを制してツアー初勝利を手に。自身も「(優勝のことは)考えていなかった」という6打差からの大逆転劇を演じた。

インコースからスタートしたジェイミソンは、前半だけで3連続を含む5バーディを奪取。後半も勢いは止まらず、最終9番で8つ目のバーディを奪い、この日8バーディ、ノーボギーの「57」。スティーブ・ウェブスター(イングランド)、エドアルド・デラリバ(スペイン)と並び通算7アンダーの首位タイでホールアウトし、決着は18番の繰り返しによるプレーオフに委ねられた。

その1ホール目で、デラリバがボギーを叩いて脱落。続く2ホール目、ティショットを左に曲げるなどボギーとしたウェブスターに対し、確実にパーセーブを続けたジェイミソンがプレーオフ制し、ツアー参戦3年目にして初のタイトルを獲得した。

首位タイからスタートしたティム・クラーク(南アフリカ)とモルテン・オルム・マドセン(デンマーク)の2人は「64」と1つ伸ばすに留まり、ともに通算6アンダーの4位タイに終わった。

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