亡き両親に捧ぐ…R.ゴンザレスが4年ぶりVへ単独首位

◇欧州男子◇ジョニーウォーカー選手権 at グレンイーグルス 2日目◇グレンイーグルスホテル（スコットランド）◇7,296ヤード（パー72）

トップタイから出たリカルド・ゴンザレスが2日続けて「65」をマーク。2つスコアを伸ばして迎えた後半14番から、圧巻の5連続バーディフィニッシュを決めて通算14アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位で決勝ラウンドに進んだ。

ゴンザレスは直近2年の間に、両親を亡くし精神的にも苦しい時期を過ごしてきた。「ここ2年は個人的にも難しい時期の中にいる。できることなら母、父に勝利をささげたい。それが今週の目標だ」と2009年シーズン以来となるツアー通算5勝目へ、静かに意気込む。

そして同じく首位タイで2日目を迎えたベルント・ウィスバーガー（オーストリア）は、8バーディ、2ボギーの「66」で通算13アンダーの単独2位タイと一歩後退したものの、好位置をキープ。11アンダーの3位タイにトミー・フリートウッド、マーク・フォスターのインブランド勢がつけた。

昨年覇者のポール・ローリーは初日41位タイと出遅れたが、この第2ラウンドで5つスコアを伸ばして通算7アンダーとし、アルバロ・キロス（スペイン）らと並ぶ13位タイに浮上。来年度の欧州と米国の対抗戦「ライダーカップ」の開催コースで、週末も激しいバーディ合戦が繰り広げられそうだ。