20代対決を制したのは、ツアー4勝目のA.スコットだ!!
2003/08/04 09:00
2003年欧州ツアー第28戦『スカンジナビアマスターズ』が、スウェーデンのバーセバックG&CCで開催された。今週は20代の若手が試合をリードした。初日、2日目には21歳イングランドのニック・ドハティが首位に立ち、3日目には28歳オランダのマレテン・ラフィバーと、23歳オーストラリアのアダム・スコットが首位で並んだ。
そして最終日、前半にスコアを伸ばしたスコットが、通算11アンダーで今シーズンの初勝利を奪った。8アンダーでスタートしたスコットは、2日目にダブルボギーを叩いた4番パー3でボギーを出してしまったが、それ以外は順調にこなした。12番パー5でこの日4つ目のバーディを奪い11アンダーと抜け出し、後半は伸び悩んだが、そのまま逃げ切ることが出来た。ツアー通算4勝目となった。
2打差の9アンダーで単独2位に入ったのは、2日目まで首位をキープしたドハティだった。3日目に3連続ボギーを叩くなどスコアを崩したが、最終日は再び60台のスコアをマークした。これまでの自己ベスト8位を大きく上回り優勝まで後一歩のところまで来た。
最終日を首位タイで迎えたラフィバーは、3日目のドハティと同じように2番ホールから3連続ボギーを叩いてしまった。一度歯車が狂ってしまうと、そのラウンド中に立て直すことは難しく、この日のラフィバーは3オーバーと崩れ、5アンダー11位で終了した。
今週は地元スウェーデン勢の活躍が期待されたが、優勝争いに絡んでくる選手は現れなかった。最終日に意地を見せ、ロバート・カールソンが8アンダー3位に入り、カール・ペターソンが1打差の6位。今シーズンすでに2勝しているフレデリック・ヤコブセンなど3人が6アンダー8位となっている。