T.ビヨーンが首位に返り咲き!今度こそは・・・
2003/07/27 09:00
欧州男子ツアー『ニッサン・アイルランドオープン』の3日目。上位のスコアが詰まってきて、混戦状態になっている。首位は通算10アンダーの3人。デンマークのトーマス・ビヨーン、ニュージーランドのマイケル・キャンベル、そしてイングランドのデビッド・リン。
2日目に10アンダーまで伸ばし単独首位に立ったリンは、ボギーが先行する嫌なムードになったが、バーディも3つ奪いスタート時の10アンダーでホールアウト。リンに1打差の9アンダーでスタートしたキャンベルも中盤スコアを伸ばせず苦労したが、スタートの2連続バーディと終盤の2バーディでスコアを1つ伸ばし10アンダーにしている。
そして、初日64をマークし単独首位に立ったビヨーンが、再び60台のスコアをマークし首位に浮上してきた。バーディを8つ奪ったが、ボギーも4つ叩き、決して完璧なラウンドとはいえないが、執念でバーディを奪ったと言っても過言ではない。
先週の「全英オープン」では、クラレットジャグ(優勝杯)が、すぐ目前に迫りながら自滅してしまった。今週は同じ失敗を繰り返さないように最後まで冷静に攻めてくるか注目だ。
首位に1打差の4位には、スウェーデンのロバート・カールソンとイングランドのグレッグ・オーエンが並んでいる。いづれも優勝する力を持つ伸び盛りの選手だ。3日目は爆発的なスコアを出す選手が現れなかったが、最終日はこのまま静かには終わらないだろう。