2003年 カタールマスターズ

カタールマスターズ3日目も日没サスペンデッド

2003/03/15 09:00

欧州男子ツアー第12戦「カタールマスターズ」3日目。この日も前日の残りホール消化に時間がかかり、結局日没サスペンデッドとなった。予選通過を果した選手全員がホールアウトすることができず、最終日に残り全ホールをこなすことになる。

午前中に行われた2日目の残りラウンドを終了した時点では、南アフリカ出身のJ.キングストンが9アンダーで首位に立った。キングストンはツアー未勝利の選手だが、この日も67と安定した成績を残し、初優勝に向けて一歩前進した。強風の中スコアメークに苦しむ選手が多かったが、キングストンだけはショットの調子がよく、風が弱かった前半に5つ伸ばした。後半に入ると強風が吹き始めたが、ほとんどのホールでパーオンしバーディチャンスを演出した。明日は長丁場になるだけに、疲労とプレッシャーとの戦いになるだろう。

J.キングストン
「前半に5ストローク伸ばしたが、強風になった後半にパープレーできたことの方が大きい。特に後半のパー3では2回とも3番アイアンでパーオンできた。あの強風の中では難しいことだった」

ショット以上に調子が良いのがパターで、今週から中尺パターを使用し始めた。これは同郷の親友、ロジャー・ウェッセルズが借りたもので「もう返したくない」というほど相性が良い。

また2日目に6アンダーで暫定首位に立っていたJ-F.レメジーだが、3日目スタートして4ホールで2つスコアを落とし、一気に8位に転落した。

J-F.レメジー
「中断が多くて集中力が続かない。でも『仕方がない』と諦めて運命を受け入れることも必要だよ」

明日の日曜日は、午前中に3日目残りホールを消化後、最終日の18ホールを戦うことになるが、相変わらずの強風のためキャンセルもあり得るという。いずれにしろ、早い時点でスコアを伸ばした選手が有利になりそうだ。

2003年 カタールマスターズ