T.エイケンが欧州ツアー初勝利!「セベに捧げたい」
2011/05/09 10:18
スペイン・バルセロナのReal Club de Golf El Pratで行われた欧州ツアー第19戦「スペインオープン」最終日。通算8アンダーの単独首位からスタートした南アフリカのトーマス・エイケンが「70」で回り、通算10アンダーで逃げ切り優勝を果たした。
2番でバーディを先行させたエイケンはその後も安定したプレーを披露。自身の欧州ツアー初Vが目前となった後半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、上がりの3ホールをいずれもパーでしのぎ、2位のアンダース・ハンセン(デンマーク)に2打差をつけて勝利を手にした。
スペイン出身のセベ・バレステロスが7日(土)に死去し、悲しみにくれた今大会。この日も7日に続いて全選手が喪章をつけてプレーした。エイケンは「セベが亡くなって、悲しい週末だった。彼の母国で行われた大会での、この勝利を彼に捧げたい」と語った。
通算7アンダーの3位タイにはルーキーのスコット・ジェイミソン(スコットランド)、そして地元スペインのパブロ・ララサバルが入った。
セベの良きライバルであり、ライダーカップでは最高のパートナーであり、親友だったホセ・マリア・オラサバル(スペイン)は今週、涙雨の中でプレー。通算8オーバーの56位タイにもギャラリーは大きな拍手を送った。