2011年 マスターズ

日本勢奮闘!石川遼は24位タイ、21歳のR.マキロイが首位タイ発進!

2011/04/08 09:25
オーガスタでは自身初のアンダーパーでのラウンドで24位タイ発進とした石川遼(Harry How/Getty Images)

今季のメジャー第1戦「マスターズ」が7日(木)、ジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕した。3年連続3度目の出場となった石川遼は第1ラウンドを4バーディ、3ボギーの「71」で回り1アンダーの24位タイで発進。同コースで自身初のアンダーパーをマークし、決勝ラウンド進出へ向け好位置で第2日を迎えることになった。

藤田寛之は「70」でまわり2アンダーの14位タイと好スタート。日本人アマチュアとして史上初出場となった松山英樹は「72」でイーブンパーの31位タイ。2年連続で出場の池田勇太は「74」で2オーバー、64位タイでスタートした。第2ラウンド終了時点で44位タイ以内、もしくは首位と10打差以内の選手が決勝ラウンドへ進出する。

トップは「65」をマークした21歳のロリー・マキロイ(北アイルランド)、ツアー屈指の飛ばし屋アルバロ・キロス(スペイン)の2人。2打差の3位タイにY.E.ヤン、崔京周の韓国勢がつけている。大会2連覇を狙うフィル・ミケルソンは2アンダーの14位タイ、タイガー・ウッズは1アンダーの24位タイで初日を終えている。

7アンダー「65」をマークし首位タイで初日を終えたロリー・マキロイ(David Cannon/Getty Images)

〈首位に立ったのは新進気鋭の欧州勢2人〉
午前スタートでトップの座を射止めたのはマキロイ。「ボールをうまくコントロールできた。アイアンの調子が本当によかったし、ターゲットに向かってしっかりと打てた」と序盤からスコアを伸ばし、7バーディ、ボギーなし。「決して積極的になりすぎず、スマートにプレーできた」と初日のプレー内容、結果ともに納得の表情を見せた。キロスは最終組でゲーリー・ウッドランドジョナサン・ベガス(ベネズエラ)とプレー。それぞれの飛距離に大きな注目が集まる中、上がりの2ホールを連続バーディとしてトップに並び、西日とともに大歓声を一身に浴びた。

13番ではティショットを曲げたが2アンダー14位タイと無難なスタートのフィル・ミケルソン(Andrew Redington/Getty Images)

〈連覇を狙うミケルソンも好発進〉
昨年大会に続く4度目の優勝、そして前週の「シェル・ヒューストンオープン」からの2週連続優勝を目論むミケルソンはジェフ・オギルビー(オーストラリア)、昨年の全米アマ王者ピーター・ユーラインと同組でラウンド。ショットが絶好調とは言えない中、知り尽くしたオーガスタをしっかりと攻略し「70」でホールアウトした。しかし最終18番で叩いた、この日唯一のボギーには「イージーなショットをミスして、パーセーブできなかったのは痛い」と残念そう。「今日は取るべきバーディチャンスを4つか5つは逃した。明日はしっかり取らないとね」と2日目以降を見据えていた。

今年もこの2人(A.パーマーとJ.ニクラス)のオナラリースタートで幕を開けた(Jamie Squire/Getty Images)
キャップに喪章をして戦うガルシアが3アンダーの7位タイスタート!(Andrew Redington/Getty Images)
3度目の挑戦で初めてアンダーパースタートをきった石川遼(David Cannon/Getty Images)
優しそうな笑顔でパトロンの声援に応えるアルバロ・キロス。終盤の猛攻で首位タイまで浮上してきた(Harry How/Getty Images)
13番でティショットを左に曲げたミケルソン。無事、脱出に成功しパーセーブ!(David Cannon/Getty Images)
初日イーブンパーと健闘中の松山英樹。大学の同期と2人3脚で大舞台を戦う(Andrew Redington/Getty Images)
今大会アマチュア6人が出場。松山英樹の強力なライバルの一人ピーター・ユーライン(David Cannon/Getty Images)
同世代のリッキー・ファウラーとのラウンドで首位タイの好スタートをきったロリー・マキロイ(Andrew Redington/Getty Images)
初挑戦とは思わせぬ戦略ぶりを見せた藤田寛之。13番は目の覚めるようなチップインイーグルを奪取(David Cannon/Getty Images)
何が楽しいのでしょう!?初日のタイガーは笑顔が目立ったが、スコアは1アンダーと静かなゴルフだ(David Cannon/Getty Images)
藤田同様、初挑戦の初日に2アンダーをマークしたキム・キョンテ。今年は韓国勢が上位を占めるか(Jamie Squire/Getty Images)
11番、12番でスコアを崩してしまった池田勇太。2日目に挽回を目指す(Andrew Redington/Getty Images)
キャディさんの足元にカップが切られているのですが。これがオーガスタのアンジュレーションです(Jamie Squire/Getty Images)
昨年も優勝争いに加わった韓国の崔京周。今年も4日間大会を盛り上げる存在となるか(Andrew Redington/Getty Images)
勢いに乗ると怖い存在!マスターズ初出場ながら存在感をアピールするジョナサン・ベガス(Andrew Redington/Getty Images)
初日はパッティングも良かったというタイガー。しかし、勝負どころで決めることができず伸び悩み気味だ(Jamie Squire/Getty Images)
大きな松の木があるから、クラブを目いっぱい短く持ってスイングを行うジム・ヒューリック(Jamie Squire/Getty Images)
歴代優勝者のイアン・ウーズナム。腰の状態が良くないのでしょう、椅子を持ち込んでいます(Andrew Redington/Getty Images)
すっかり定番となったライアン・ムーアのネクタイ姿。スタイルだけでなく成績でも目立ちたい(Harry How/Getty Images)
7オーバーとスコアを伸ばすことはできなかったが、ワトソンが歩くだけでパトロンたちは拍手を送る(Harry How/Getty Images)

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