驚異の17歳マッテオ・マナッセロ、初日首位に立つ!
欧州男子ツアー第33戦、「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」が、スイスにあるクランスシュルシエレで開幕。マッテオ・マナッセロ(イタリア)が7アンダーで単独首位に立っている。
世界で最も歴史のある大会のひとつに数えられる「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」。その初日にイタリアが誇る天才児、マナッセロがいきなり歴史に穴を開けた。インの前半、スタートホールでバーディを決めると、その後1バーディを追加し折り返し。アウトの後半もバーディスタートを切ると、ラスト4ホールで3バーディを決める追い込みで7アンダー。見事単独首位で初日を終えている。
プロ転向を果たしたばかりの今年は、チャレンジツアーと欧州男子ツアーで戦っているが、今季これまで2つのツアー合わせて13戦(欧州9、チャレンジ4)のうち、予選落ちは「全米オープン」のわずか1回という見事な成績を残している。これまで数々の最年少記録を塗り替えながら、底なしの可能性を秘めた17歳。その才能が今大会で目覚めるのか注目したい。
その17歳を追っているのはミッコ・イロネン(フィンランド)とグラエム・ストーム(イングランド)の2人。イロネンは6バーディ、ノーボギー、ストームは7バーディ1ボギーでラウンドし6アンダー。1打差でマナッセーロを追っている。勢いに乗らせないためにも、早めに首位を奪っておきたいところだ。
5アンダー、4位タイには前週の「ジョニーウォーカー選手権atグレンイーグルス」を制し勢いに乗るエドアルド・モリナリ(イタリア)に、デビッド・ドライスデール(スコットランド)ら6人。続く4アンダー、10位タイにはミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)らが並んだ。前回覇者アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)は102位タイと大きく出遅れ。早くも連覇に暗雲が立ち込めている。