欧州ツアー勢が上位独占!日本勢は苦戦!!
英国セントアンドリュースのオールドコースで開催されている、海外男子メジャーの第3戦「全英オープン」の3日目。前日が日没サスペンデッドになったため、第2ラウンド残りの競技が行われ、通算2オーバーの77名が決勝ラウンド進出を決めた。
予選ラウンドで通算12アンダーまでスコアを伸ばした南アフリカのルイ・ウーストハイゼンが単独首位で第3ラウンドを迎えた。そのウーストハイゼンは、メジャー大会での実績は皆無だが、この日も4バーディ、1ボギーとスコアを伸ばし、2位に4打差をつけてメジャータイトルに王手をかけた。
4打差で追いかけるのはワールドランキング10位のポール・ケーシー(イングランド)。前半の9ホールで、前日同様5つのバーディを量産し、一気にスコアを伸ばしてきた。しかし、後半は9ホール全てパー。最終日には、後半もスコアを伸ばしてメジャー初優勝を狙いたいところだ。
首位とは7打差の通算8アンダー単独3位にドイツマーティン・カイマー。通算7アンダーの4位タイのアレッサンドロ・カニザレス(スペイン)、リー・ウェストウッド(イングランド)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)といった欧州ツアーを主戦場とする選手が上位を占めている。
注目選手では、通算4アンダーからスタートしたタイガー・ウッズがスコアを1つ落として通算3アンダーの18位タイ。日本勢では3アンダーの21位タイからスタートした石川遼が、中盤に深いブッシュに捕まりダブルボギーを叩くなど苦戦。スコアを3つ落として通算イーブンパーの41位タイに後退してしまった。
また、通算4アンダースタートの谷口徹は、スタートの1番でダブルボギーを叩くなど、前日までの手堅いゴルフを通すことができなかった。5つスコアを落として通算1オーバーは52位タイとなっている。第2ラウンドを2オーバーで終え、ぎりぎりで予選を通過した宮瀬博文は、スコアを1つ落としたが、通算3オーバーの69位タイで踏ん張っている。