さくら、5位に沈むも優勝争いに充実感
2011/05/29 20:41
「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」最終日。首位に1打差と、逆転による今季初勝利を射程に捕らえてスタートした横峯さくらだったが、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「74」。この3日間で初となるオーバーパーを叩き、通算2アンダーの単独5位に甘んじた。
「残念だけど、自分のミスが目立っていたので仕方がないですね」。その最たる痛恨のミスが、ダブルボギーを叩いた6番パー5だ。ティショットを右バンカーに打ち込むと、2打目の刻みで手にした番手は11番ウッド。だが、残り120ヤード前後からの3打目勝負というプランは、最悪の形で崩れ去る。左に引っ掛けたボールはOBゾーンに消え、このホールを6オン1パット。「無理をする必要もなかった。7番アイアンで刻むべきだったかな」と、前半での判断ミスを悔やんだ。
しかし、一時期の不調からは完全に脱し、今季初勝利を大いに予感させる3日間でもあった。「最終的には優勝争いできなかったけど、久しぶりに優勝争いの雰囲気を味わえただけでも良かったです」と、横峯からは失望感よりも充実感が伝わってくる。「このまま段階を踏んでいければと思います」。ようやく取り戻した本来のプレーを、次こそ勝利へと繋げる。