2010年 大王製紙エリエールレディスオープン

窮地のさくら、アン阻止には優勝が最低条件

2010/11/18 16:59
プロアマ戦ではいつもと変わらず笑顔が目立った横峯さくら。最後まで自然体で臨む

今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」を含め、2010年シーズンも残り2試合。賞金ランク2位の横峯さくらが、来週の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に逆転賞金女王への望みを繋ぐためには、まずは今週の優勝が最低条件。優勝したとしても、アン・ソンジュが単独2位以上で終えた瞬間、その望みは絶たれてしまう。

来週の最終戦は、自宅を構える宮崎県が舞台。ホームの地で、最後まで賞金女王争いをしたいという願いは、当然ながら横峯の中にもある。報道陣に問われ、「その想いはあります」と即答する横峯。今大会は07年に制するなど、「勝っているので、悪いイメージは無いと思う」と、コースとの相性に不安はない。「しっかりと自分のプレーをして、その後に結果がついてくれば嬉しい」と、心構えを口にする。

ポイントに掲げるのは、シーサイド特有の強風。「風はけっこう吹くと思う。セカンドの距離感だったり、状況判断がしっかりできればと思います」と、苦手を自認する風の対応に警戒を深めていた。いよいよ追い詰められた状況で、女王の意地を見せることができるか。まずは「良いスタートを切れるように頑張りたい」という初日のプレーに注目だ。

2010年 大王製紙エリエールレディスオープン