2010年 LPGAチャンピオンシップ

さくら、吹っ切れてナイスカムバック!

2010/06/25 10:37
前半と後半で別人のようなプレー。ナイスカムバックを見せ、11位タイで終えた横峯さくら

1日を通して強い風に見舞われた、米国女子メジャー戦「LPGAチャンピオンシップ」初日。深くて粘りの強いラフに警戒を示し、「まずはフェアウェイキープ」と掲げていた横峯さくらにとっては、過酷な状況での幕開けとなった。

やはり風の影響もあるのか、「ショット自体は悪くない」というものの、「(曲がりが)許容範囲内なのにラフに入ってしまう」と序盤からボギーが先行。前半はパットのタッチも合わず、ロングで2つのボギーを叩いてしまうなど、持ち味を活かせずに2オーバーで折り返した。10番でもティショットをラフに打ち込んでボギー。だが、ここで吹っ切れた。

「風もあるし、ボギーが出ても仕方のないセッティング。ラフに行っても、運が良ければ打てるかもしれない」。この割り切りが奏功したのか、以降はパットのタッチも合い始め、11番、12番、15番と立て続けに3メートルを沈めてバーディを量産。最終18番でもティショットを左のラフに打ち込むものの、「ライが良かった」とグリーン右のカラーまで運び、7メートルをパターで沈めてバーディフィニッシュ。終わってみれば、首位に3打差の1アンダー、11位タイと上々の滑り出しとなった。

「明日に繋がる良いプレーができたと思います」と、ナイスカムバックに表情も明るい横峯。「明日もイーブンパーくらいで回りたい。ガマン強くできれば良いですね」と、開幕前と同じ目標を掲げた。海外でも変わらぬ強さを発揮する横峯は、今週も健在だ。

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