2010年 全米女子オープン

桃子、屈指の難コースを「楽しみたい」

2010/07/08 12:37
Pクリーマーらと最後の練習ラウンドをこなした上田桃子

先月のメジャー第2戦「LPGAチャンピオンシップ」では、悔しさ募る予選落ちを喫した上田桃子。それでも翌週の「コーニングクラシック」ではショット、パットともに復調し、16位タイでフィニッシュ。最終日には痛めていたヒザのテーピングを外してプレーするなど、心身ともに状態は上向きだ。

そして迎える、今週のメジャー第3戦「全米女子オープン」。ポーラ・クリーマー、ディフェンディングチャンピオンのジ・ウンヒとともにアウト9ホールの練習ラウンドをこなし、最後の調整を終えた。印象的だったのは、笑顔の多いリラックスした表情だ。

「メジャーはいつも意気込みすぎて空回りしていたので、まずはコースを楽しめればいい。USオープンだからといって部屋に閉じこもらず、これから買い物にいこうかな」。屈指の難コース、厳しい暑さに思わず険しい表情を浮かべる選手が多い中、言葉通りに楽しそうな表情を見せる。

とはいえ、難コースに立ち向かう覚悟と準備に抜かりはない。「1番難しいのはグリーン。いかに攻略できるか、ですね。アプローチ、パター勝負になるとは思いますが、基本的にティショットから攻めていきたいです。頭のイメージだけじゃうまくいかないし、綺麗なゴルフをしても通用しない。ミスを許しながらやること。イライラせず最後までいきたいです」と上田。今週こそ、上田の笑顔が最後まで見られることに期待したい。

2010年 全米女子オープン