2010年 LPGAチャンピオンシップ

出遅れの桃子、今週は楽しむはずが・・・

2010/06/25 11:05
スタートホールのダボが痛かった・・・大きく出遅れた上田桃子

米国女子メジャー戦「LPGAチャンピオンシップ」を前に、上田桃子が目標に掲げていたのは「楽しむこと」。過去のメジャーでは意気込み過ぎていたことを反省しての言葉だったが、その初日では厳しい現実が待ち受けていた。

10番ティからスタートした上田は、ティショットを左に曲げてラフへ。2打目をグリーン右手前のバンカーに入れると、3打目もグリーンに届かず10ヤード手前の花道へ。このアプローチもグリーンをオーバーし、5オン1パットのダブルボギー。出だしから大きくつまずいてしまう。

「開き直るしかないし、楽しもうと思いましたが、ピンチの方が多かった」と振り返る上田は、その後も11番、12番と連続ボギー。さらに14番、16番とボギーを重ね、前半を6オーバーで折り返す。後半はイーブンパーにまとめたものの、前半の遅れを取り戻すには至らず、6オーバーの124位と大きく出遅れてしまった。

「“何をやっているんだろう”という感じで、なかなか楽しめなかった」と肩を落とす上田。「ドライバーがフェアウェイに行かなかった。ラフに入ったら1ペナを払っているようなもの」と、メジャー仕様のセッティングに最後まで苦しめられた。「このままでは4日間戦えないので、明日は60台で回りたい」。語気を強め、2日目での巻き返しを誓っていた。

2010年 LPGAチャンピオンシップ