「初日は30位以内に入りたい」遼、2度目の全米オープンに挑む
2011/06/16 09:13
2011年の「全米オープン」開幕を翌日に控えた15日、石川遼は藤田寛之、Y.E.ヤンらと共に午後からイン9ホールの練習ラウンドを行った。ペブルビーチでの好スタートのゲンを担ぎたい石川は、去年と同じウェアのカラーローテーションを計画していたが、「あれ、初日は赤じゃなかったでしたっけ?」と勘違い。既にこの日は大勢のギャラリーが会場を訪れて雰囲気は本番さながらで、去年の初日と同じピンク色のウェアで登場した石川は、さながら開幕が1日早まったかのようだった。
初日も10番スタートとなる石川は、この日も本番を想定して10番スタート。池越えで218ヤードのこのホール、7Iで放った石川のティショットはグリーン右手前の斜面に当たって池へと吸い込まれた。
それでも9ホールの練習ラウンドを終えた石川は、「ドライバーのスイングはすごくいいし、それがアイアンでもできればいい。下半身リードじゃない時に左に行く」とミスの原因は把握できており、不安の色は無い。
初日は30位以内に入りたいと目標を掲げる石川は、「明日は朝が早いので、まずはしっかり休むこと」と、ホールアウト後の練習も短めに切り上げて初日に備えた。
「メジャーでは流れが大事」とキャディの加藤大幸氏は言う。難易度の高い10番からスタートする石川にとっては、続く11番も含めてどう乗り越えていくかが非常に重要だ。「最初の3ホールをパー・パー・パーで行ければいい」というが、3人の中で一番にティショットをする石川は、初日の第1打から今週の結果を左右しかねない大きなショットが待ち受けている。【メリーランド州ベセスダ/今岡涼太】