遼、首位と3打差、6位タイの好発進!
国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」が21日(木)、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開幕。石川遼は6バーディ、1ボギーの「66」で回り、5アンダーの6位タイと好スタートを切った。
前週の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で3位と2011年の国内ツアーで好スタートを切った石川が、今週も優勝争いを予感させるプレーを見せた。出だしの10番。右サイドに池があり、多くの選手がティショットを手前に刻んで攻めるホール。だが石川は過去3年間と同じように攻めの姿勢を貫き、ドライバーで会心のショットを披露しボールをフェアウェイへ置くと、残り40ヤードを3メートルにつけてバーディ発進した。
その後、15番では残り199ヤードから5番アイアンで2オンに成功。17番では残り220ヤードを4番アイアンでグリーン左のラフまで運び、2つのパー5できっちりとバーディを奪取。さらに18番ではピン奥から7メートルを沈め、前半を「32」で折り返した。
後半も3メートルを沈めた3番、残り70ヤードの第2打を80センチにつけた4番と連続バーディ。5番をボギーとしたが、首位と3打差のスタートに「日曜日に優勝争いするためには十分すぎる良いスタート」と納得の表情を浮かべた。
「パッティングのタッチなんかを考えると(自己採点で)100点には程遠い」と言う。だが、この日のドライビングディスタンスでは平均310ヤードと額賀辰徳に次いで2位タイにランクイン。今週はアップライトになりがちなスイングの修正を始め、ショットの精度は高まっており「スイング変えている中では、いいラウンドだった」と手応えを感じた。
まだトップ10入りの無い大会だが、18ホール計6770ヤードと短く、3つのパー5のうち2つが500やード前後と飛ばし屋にとっては有利な条件といえる。「パー5はバーディを取って当たり前、いかにパー4で伸ばしていくか、今週はそういう戦いになる」と得意のバーディ合戦を歓迎する石川。今季初勝利、そして通算10勝目は、いつ飾ってもおかしくない状態だ。