2011年 ノーザントラストオープン

石川遼、今季米ツアー初ラウンドは5オーバー暫定126位タイ

2011/02/18 10:27
5番では深いラフに苦戦しダブルボギーを叩いてしまった石川遼

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」で、今季ツアー初戦を迎えた石川遼。初日は同じ日本勢の池田勇太今田竜二と8時13分に1番からスタートした。3番で1.5mのパットを外してボギーを先行すると、5番ではフェアウェイ先端を狙って打った3番ウッドでのティショットが左に曲がりトラブルに見舞われる。

フェアウェイ左サイドの斜面で深いラフからの2打目は、10ヤード先のさらに深いラフに捕まってしまう。選手・キャディに加え、周囲にいたギャラリーも含め20人で3分探してようやく見つかった。この3打目も脱出するのが精一杯で、4オン2パットのダブルボギーにしてしまった。

その後はショットの調子も少しずつ回復し、バーディを3つ奪うことができた。しかし、終盤に入ると、16番、17番、そして最終18番と、アプローチでピンに寄せることができずに3連続ボギーを叩き、5オーバーの暫定126位タイと出遅れてしまった。

ラウンド後の石川は、練習場の隅にあるアプローチ練習場で、ラフから5ヤード程度の距離を1時間に渡って繰り返し練習を行った。その後もバンカー、そしてドライビングレンジに移動してロングアイアン、フェアウェイウッド、ドライバーと5球ずつ方向性を確認するように打ち込んだ。

「今日はボギーが先行してしまい、少ないミスがトラブルになってしまいました」と反省の言葉から入った。しかし、手ごたえも掴んだ。「練習場で打っている球が出ていたので、ショットでは手ごたえを感じています」。

この日スコアを崩した要因は石川自身もアプローチだと分析。「アプローチで距離感が掴めていなくて・・・。日本ではフェアウェイなど平らで芝の薄いライから練習できますが、洋芝からの練習不足です」。そのためにラウンド後の集中した練習に繋がった。

「今日、ラウンド後に練習してアプローチの手ごたえは掴めましたが、これが明日いきなり試合でできるかはわかりません。でも明日成果を出すことができれば、土曜日、日曜日もスコアを伸ばすチャンスが出てくると思います」。現在、予選通過となる70位以内は1オーバーまで。明日の第2ラウンドでは4つ以上はスコアを伸ばす必要がありそうだ。

2011年 ノーザントラストオープン