遼、ドライバーショット4球で納得!いよいよ開幕
米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」で今季のツアー初戦を迎える石川遼。大会前日の16日(水)はプロアマ戦に出場し、7時30分に1番ティグラウンドに立った。前夜から振り続ける雨の影響で、フェアウェイはもちろん、前日まで固く締まっていたグリーンもボールが止まりやすい状態になった。
時間が経つにつれ海からの風も強くなったが、石川のドライバーショットは常に安定していた。今週新たに導入するドライバーは、ロフト角を9度にするか、さらに高く上がりやすい10度にするかで悩んでいた。しかし、この日のラウンドで10度を使用し、明日の予選第1ラウンドは10度で行くことを決意。ラウンド後、ドライビングレンジでは感触を確かめるように4球だけ打って、練習を切り上げた。
「フェアウェイが柔らかくなっているので、ランは期待できないためキャリーで距離を稼げる10度にします。それと、メーカーさんにはロフト角以外まったく同じ設定のクラブにしてもらいましたが、打感が微妙に違っていて、10度のクラブの方が自分に合っていることを今日気づきました」。石川が試合で戦う上でもっとも重要なドライバーが決まった。
そして、今大会の予選2日間を今田竜二、池田勇太とラウンドすることになったが「自分にとってはプラスになると思います。日本で戦っているような感じでできます」と前向きに捉える。
そして今大会の目標を「優勝争いに加わること」と、初戦から高い目標を掲げて臨む。「どこまでできるかは分かりませんが、今の自分の状態を確認したいです。優勝となると、一番ですから狙ってできることではないと思っています。でも、自分のベストなプレーができれば優勝争いには加われると思うので」。まずは、日本人選手同士の予選ラウンドで、しっかりと自分のプレーに徹することが課題だと話す。