2010年 全米プロゴルフ選手権

遼、最後のメジャーは予選落ち!!

2010/08/15 09:43
アイアンショットの精度を欠きグリーン脇の斜面からアプローチをする石川遼

今季の海外男子メジャー最終戦の「全米プロ」に出場した石川遼が、通算6オーバーで予選落ちを喫した。2日目の日没サスペンデッド時点では、第2ラウンドを11ホール消化して5オーバー。残り7ホールを3日目の7時からプレーすることになっていた。

プレー再開直後の12番パー3でボギーを叩くが、13番でバーディ。さらに16番パー5では2オン狙いの2打目がグリーン左の斜面下へ。このアプローチをピン1mに寄せてバーディを奪った。残り2ホールで、予想される予選カットラインまでは3打差となった。

17番パー3は惜しくもバーディを逃して迎えた最終18番。ティショットをフェアウェイに運んだ石川が、2打目に手にしたクラブは、今大会何度も使用してきた0番アイアン。このショットがグリーン手前のバンカーに捕まり、3打目は脱出するのが精一杯。予選2ラウンドとも18番はダブルボギーとなる。

結果的に5打足りずに予選落ちとなった石川は「この予選落ちを今後の日本ツアーでの戦いに活かしたいと思います。新たな課題が明確になりましたので」と話す。石川の新たな課題とはアプローチとパッティングのショートゲーム。

今大会、ドライバーショットは比較的良かったという石川だが、アプローチで距離感をあわすことができず苦戦していた。アプローチで、ピンから1m以内に寄せたいところで、3m程度しか寄せられず、結果的に難しいパーパットを残すことが多かった。

2週間の米国遠征を終えて日本に戻る石川は「これで、長い移動をしての試合は、しばらくないので、日本ツアーの試合に集中できます」と、昨年の賞金王が日本ツアーに本腰を入れることを宣言した。

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