有村は18位タイに後退 国内ラスト2戦の欠場を表明
2012/10/21 19:33
兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部で開催された、国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の最終日。通算3アンダーの11位タイからスタートした有村智恵は、3バーディ、1ダブルボギーの「71」と1つ伸ばすに留まり、通算4アンダーの18位タイに後退して3日間を終えた。
今週を通して「ボールの所に立った時のイメージ作りで、頭が働かないことがあった」と有村。「調子が悪いときに多い」という症状は、特にこの日はアプローチとパットのショートゲームで表れ、「練習で補えるものなのか、一回体を休めないといけないのか。トレーナーと相談したい」と表情を曇らせた。「理由にはしたくない」とは言いながらも、先週は米国で行われた米ツアーのセカンドQTに出場しているハードスケジュールも一因なのだろう。
11月28日からは、同じ米国でいよいよファイナルQTを迎える。有村は、前週開催の国内ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に続き、その前週の「大王製紙エリエールレディース」の欠場も明らかにした。「難しい判断でしたが、自分も米ツアーに行くと決めた以上、ベストな状態で臨みたい」と苦渋の決断を振り返る。セカンドQTの時は「富士通レディース」のみを欠場したが、「4日間の休みをとったけど、いろいろと準備もあったし、練習ラウンドを2回しかできなかった」と準備不足を痛感。「(現地で)練習も多めにしたいし、時差ボケも残らないようにしたい」と前回の反省を活かしたい構えだ。「何年後かに、良い選択だったと思えるように頑張りたい」と迷いを捨て、国内ツアー残り3戦、そして米ツアー挑戦への最後の関門へ向けて全力を尽くす。(兵庫県三木市/塚田達也)