2012年 アース・モンダミンカップ

有村は優勝に届かず「体が緊張で動いてくれなかった」

2012/06/24 18:28
バーディパットはことごとくカップに蹴られるなど後半に失速。優勝にあと一歩届かなかった。

2日目に「66」をマークして首位と1打差に迫る猛追を見せた有村智恵。千葉県で開催されている「アース・モンダミンカップ」の最終日、“1日6アンダー”という高い目標スコアを自身に課して挑んだ3日間の締めくくりは、4バーディ、ノーボギーの通算14アンダーと1歩届かずのフィニッシュとなった。

この日の優勝争いは、序盤からバーディ合戦が展開されたが、最終組の1つ前の組、10時10分にティオフした有村は、その波に乗るかごとく連続バーディ発進を決めた。ティショットは安定してフェアウェイを捕らえ、セカンド勝負となるアイアンショットも確実にピン3m以内に絡めてチャンスを作ると、前半は3つのバーディを奪って折り返した。

後半に入った10番(パー4)で再びバーディを奪うが、「後半もいくつかバーディを獲れるホールがあったのに、狙うバーディパットが打ち切れていない」ことへのフラストレーションがうっ積。「(バーディを)獲らなくちゃと思うほど、体が緊張で動いてくれなかった」と、チャンスにつけるもことごとくこれを外してパーセーブ。その度に目を閉じ、悔しさで唇を噛む場面が続いた。

最終18番(パー5)では、セカンドショットをグリーン手前に運ぶチャンスにも、「獲らなければならないところで3打目のアプローチもバーディトライもミス」と悔しさを顔いっぱいに滲ませたが、「(優勝まで)もう少しだと思うのでしっかりと練習して、来週は勝ちたい」と気持ちを切り替えた。(千葉県袖ヶ浦市/糸井順子)

2012年 アース・モンダミンカップ